はたらく細胞

【はたらく細胞】白血球ってなんなの??種類や役割について詳しく解説!

この記事では白血球について詳しくまとめています。

  • 白血球の役割ってなんなの??
  • 白血球にはどんな種類があるの??
  • 好中球と赤血球の関係について知りたい

などなど

白血球について詳しく解説していきますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

白血球とは!?

白血球は、体内に侵入してきた細菌やウイルスを駆除する事が主な仕事です。

白血球にはいくつもの種類があるが、はたらく細胞では、好中球だけが「白血球」と書かれた帽子をかぶっており、ここでいう白血球は好中球のことを指しています。

 

白血球(好中球)のかぶる帽子にはレセプターという抗原に反応する装置が付いており、近くに抗原がいるとピンポンという音を立て反応します。

指示を受けてから到着する抗原提示細胞とは違い、自然免疫である白血球(好中球)は、いち早く抗原の排除に向かう事が可能です。

また、赤血球などが通る事の出来ない排気口を移動して登場するなど「遊走」という機能を使い、細胞の隙間を通る事でいち早く抗原の元へ辿りつけます。

戦闘時は抗原排除時の返り血を浴びる事が多く、その見た目と戦闘時の容赦の無さから一般の細胞達からは恐れられています。

 

白血球(1146)について

白血球(好中球)の中でも主人公的立ち位置

右目が髪の毛で隠れており、抗原を発見した時は容赦なく排除に向かうが、普段はよく行動を共にする赤血球を気に掛けるなど、優しい一面があります。

トラブル遭遇率の高い赤血球3803番と行動を共にすることが多いからなのか、細菌駆除数ナンバーワンでトップランカーと言われています。

血小板とも仲が良いようで、仕事を手伝ったり肩車をしている描写もみられる。

 

好中球のメンバー

 

4989番


白血球(好中球)の中では1146番に次いで登場回の多いキャラクターです。

遊走時壁に挟まって1146番に引っ張り出してもらったり、L-セレクチンの付け忘れで擦り傷の際に体外に飛ばされてしまいそうになるなど、ドジな一面が多いです。

「引っ張ってけろ」のように語尾が特徴的な喋り方をします。

 

2626番


前髪で両目が隠れています。

登場回数は低いものの1146番の返り血を洗ってあげたり、遊走時壁に挟まった4989番の後ろから一緒に登場するなどのシーンもあります。

 

2048番

髪の毛が両サイドできっちり揃えられているキャラクターです。

切れ長の目も特徴で4989番に次に出番が多い。

 

働く細胞で登場する白血球達

 

好酸球

アレルギーや寄生虫感染時に増殖する、白血球の一種。

白血球の一種にも関わらず細菌を排除する力が弱いと他の細胞達から軽蔑されていたが、寄生虫退治の際、本領を発揮しアニサキスを倒した事で周りからの評価が大きく変わりました。

細菌排除にも手は抜く事はない。

 

好塩基球

免疫にかかわる機能があると考えられているが、未だ解明されていない部分も多い白血球の一種。

全白血球の1%未満と言われています。

ミステリアスな発言をし、1146番を困惑させているシーンがあるが、好酸球には理解出来ている様子。

白血球(好中球)と好酸球を問題部位に導く役割もあります。

 

B細胞

リンパ球の一種。

抗原に対して抗体という武器を作り戦います。

作り出した抗体は射撃タイプの武器で発射し戦う為、一度に大量の病原体を駆除出来ます。

スギ花粉アレルギーでは抗体を使いすぎた事により問題が起き、マスト細胞と言い争いをするなどのシーンがあります。

 

ヘルパーT細胞

リンパ球の一種。

外敵侵入の抗原提示を受け、的確に攻撃出来るよう、キラーT細胞やB細胞などへ指示を出す司令官。

司令を出す際にクッキーの粉が頬に付いている事を制御性T細胞に指摘されるなど、抜けているシーンもあるが、胸腺学校時代は真面目な優等生でした。

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現在の性格は、胸腺学校時代の同期であるキラーT細胞から「肩の力を抜いた方がいい」と言われた事が影響しています。

 

制御性T細胞

リンパ球の一種。

T細胞の暴走を抑制し、状態異常を起こさないようにする役割があります。

普段はヘルパーT細胞の近くで秘書的立場として描かれているが、仕事をこなしながら制御が必要かを判断しています。

ヘルパーT細胞とキラーT細胞(班長)とは胸腺学校時代の同期でした。

 

キラーT細胞

リンパ球の一種。

ヘルパーT細胞からの指令を受け出動する殺し屋です。

ウイルス感染細胞や、がん細胞等を破壊をする役割があります。

服装は黒で統一された制服を着ています。

皆、帽子に「KILL」と書かれているが、メインで登場するキャラクターは他のキラーT細胞からは班長と呼ばれています。

キラーT細胞(班長)はヘルパーT細胞と制御性T細胞とは胸腺学校時代の同期でした。

キラーT細胞(班長)は胸腺学校時代は弱く、落ちこぼれと言われている事もあったが、胸腺細胞時代から陰で努力をしているシーンが描かれている事から、努力家である事が伺えます。

その真面目さ故か、ウイルス感染をしてしまった一般細胞を殺さないといけない事もあるという自分の役割から、他の一般細胞と距離を置こうとしています。

 

NK細胞

リンパ球の一種。

リンパ球では珍しく自らの意思で全身をパトロールする事が出来る自然免疫であり、癌細胞やウイルス感染細胞等を発見次第攻撃する役割があります。

精神状態で戦闘力が左右されます。

笑うと活性化する事から、自ら笑う為にキラーT細胞(班長)をからかい爆笑(活性化)するというシーンもありました。

 

マクロファージ

白血球の一種。

普段はティータイムを楽しんでいるシーンも多く描かれているが、細菌や抗原を見つけた際の攻撃能力は最強の部類にはいります。

抗原情報を見つけ出したり、死んだ細胞や細菌を片付ける役割も担っている。

それ以外にもマクロファージはいくつもの役割があり、赤芽球の育成の為に骨髄にある保育園で先生を務めている者も存在します。

 

樹状細胞

細菌やウイルス感染細胞が体内に侵入してきた際、その断片を抗原として提示し、他の免疫系細胞に伝える役割を持っています。

樹状細胞は大樹の受付のような場所に居り、その大樹は周囲に突起を伸ばしている。

作中ではこの伝達を電話で行っています。

樹状細胞は他の免疫細胞を活性化させる事に優れており、その際にサイトカインというたんぱく質を放出するのだが、作中では免疫細胞達の恥ずかしい写真を沢山保有しており、写真を見せる事によって活性化させています。

 

白血球と赤血球の関係

白血球は体内に侵入した抗原を排除する役割を担っており、赤血球は酸素や栄養素を運ぶ役割を担うという別々の細胞。

約37兆2000億個もの細胞が存在する体内の中で、メインキャラクターである白血球(好中球)1146番と赤血球3803番は、何度も奇跡的に再開しています。

はたらく細胞では、白血球1146番と、赤血球3803番の周りで起きている、すり傷や花粉症、時には熱中症の際に侵入してきた抗原やアレルゲンに毎回襲われそうになっている赤血球3803番を、白血球(好中球)1146番が助けるうちに、二人の仲が近づいていきます。

 

2人は、赤血球3803番が肺炎球菌に襲われそうになっている所を、白血球1146番に助けられる回が初対面かのように思われるが、実際は回想シーンで、赤血球が赤芽球だった時代に、骨髄球であった白血球に助けられ、その際に既に対面しています。

なお、赤血球3803番は当時の事を思い出した際に、もしかして当時の骨髄球がもしかして白血球1146番なのでは?と思っている様子が描かれています。

赤血球3803番に恋愛感情があるのかは定かではないが、少なくとも白血球1146番に好意はあるようで、体内で行き合うと互いに声を掛け合っている。

白血球1146番側は、毎回迷子になっていたり細菌に襲われそうになっている赤血球が心配なようで、赤血球3803番が一人で体内循環をすると意気込んでいるシーンでは、陰ながら赤血球3803番に細菌の被害が及ばないよう、こっそり駆除をしたり、赤血球3803番が進むべき道順に矢印の看板を出す等、何かと手助けをしています。

実際の人間の体内では、白血球が赤血球の行動に手助けをするような事は無いため、体内組織の構成を忠実に二人のこのままの距離感を保つのか、漫画としての進展を重視していくのかは現状では不明です。

 

まとめ

今回は白血球について詳しくまとめました。

血球はどれも元々は造血幹細胞というひとつの細胞であり、白血球と赤血球、血小板も元は同じ細胞。

作中ではどの細胞に振り分けるか決まっていない前駆細胞を、造血幹細胞と呼ばれている看護婦の様な服装をした細胞が、振り分けているシーンが存在しています。

ここで振り分けられ白血球として育った細胞が、現在の我々の身体を抗原などから守ってくれる大きな役割を担っているのですね。

はたらく細胞では、白血球というと好中球の事を指しているが、実際の白血球には沢山の種類があり、自分の意思でパトロール・抗原駆除をする事が出来る自然免疫、司令から指示を受けてウイルスを攻撃・破壊に向かう抗原提示細胞などが存在することが分かります。