鬼滅の刃

【鬼滅の刃】妓夫太郎&堕姫について詳しくまとめてみた!

この記事では妓夫太郎&堕姫について詳しくまとめいます。

特に以下の3つに焦点をあてて解説していきます。

  • 妓夫太郎&堕姫について
  • 妓夫太郎&堕姫の性格&能力
  • 妓夫太郎&堕姫の最後

など妓夫太郎&堕姫について詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

妓夫太郎&堕姫について

今回は鬼滅の刃に登場する十二鬼月の中の上弦の陸の鬼。

十二鬼月とは、鬼舞辻無惨直属の配下にある鬼で、かなり強い鬼たちばかり。

上弦の壱が最も強く、下弦の陸が一番弱い。

強いとされる上弦の中でも一番弱いのが、上弦の陸である妓夫太郎と堕姫です。

2人は、吉原を根城にしていました。

上弦の中では一番下の格付けですが、それでも非常に強い力を持っており、音柱の宇髄天元を追い詰める場面があります。

上弦の鬼は両目に階級が刻まれており、妓夫太郎と堕姫の目には「陸」「上弦」と刻まれているのが見て取れます。

 

妓夫太郎について

妓夫太郎は、堕姫の兄です。

普段は堕姫の身体の中に潜んでおり、戦闘の際に身体から出てきます。

ウエストが極細。

今までに柱を15人食べたと言っています。

 

堕姫について

吉原の遊郭にある「京極屋」に潜んでおり、そこでは蕨姫花魁(わらびひめおいらん)と呼ばれています。

遊郭では、不動のナンバーワンで、10年毎に顔や年齢、店を変えて遊女をしており、「姫」という名を好んで使っているようです。

年寄りとブサイクは食べないという堕姫。

炭治郎と対峙した際も、目が綺麗だから目玉だけ食べてあげると言っています。

彼女なりの美意識なのでしょう。

堕姫が今まで食べた柱の数は7人です。

鬼舞辻無惨に憧憬の念を抱いているようで、褒められてうっとりしている場面も見られます。

ですが、鬼舞辻無惨からは頭の悪い子どもと思われているようです。

 

妓夫太郎&堕姫の性格

妓夫太郎の性格

僻みっぽいです。

自分の見た目が醜いことをかなり気にしており、宇髄天元に対しても、顔を羨み、肌や背格好に至るまで羨ましがり、「妬ましい」と発言しています。

妓夫太郎自身は、見た目が醜く、太れない体質でガリガリ。

宇随の「俺は派手で華のある色男」「女房も3人いる」という挑発ともとれる言葉を聞くと猛烈に悔しがり、「妬ましい」を連呼しています。

育った環境のせいか、色々屈折していますが、妹想いのお兄ちゃんです。

ちなみに、鬼舞辻無惨からは、境遇と貪欲な性格を高く評価されているようですよ。

 

堕姫の性格

人間から見ると性悪。

兄の妓夫太郎に言わせると、「染まりやすい素直な性格」妓夫太郎が「奪われる前に奪え」「取り立てろ」と教えられたために、こういう性格になってしまったと、妓夫太郎が後ろめたさを感じているような場面も見られます。

堕姫は、自分の思い通りにならないとキレる、殴るなど

片付けておくように言った部屋が綺麗になっていないのを見て、小さな女の子の耳を引っ張って怒鳴るなど暴力的です。

美しくないものは嫌いで、京極屋に潜入した善逸を初めて見た時は「不細工」「気色悪い」「死んだほうがいいんじゃない?」と辛辣な言葉。

更に、善逸の髪の毛の色にまで文句を言い始めます。

 

妓夫太郎&堕姫の能力

妓夫太郎と堕姫は、2人で1つの鬼。

通常、妓夫太郎は堕姫の体内に潜んでいますが、戦闘などの際には堕姫の身体から出てきます。

彼らを倒すためには、2人の頚が同時に落とされている状態にしなければなりません。

堕姫が、最初に音柱の宇髄天元に頚を落とされた時に死ななかったのは妓夫太郎の頚が繋がっていたからです。

 

妓夫太郎の能力

「跋弧跳梁(ばっこちょうりょう)」は、斬撃による天蓋で、相手の攻撃からの防御に使われています。

「円斬旋回・飛び血鎌(えんざんせんかい・とびちがま)」は、螺旋状の血を纏った技。

「飛び血鎌」と円斬旋回・飛び血鎌は別の技です。

妓夫太郎は、飛び血鎌の軌道を自在に操ることが出来ます。

「曲がれ」と言えば曲がり、敵に当たってはじけるまで血鎌は動き続けるのです。

妓夫太郎の鎌は猛毒で、鎌で攻撃を受けると毒を喰らってしまいます。

この毒により、柱の宇髄天元や炭治郎、伊之助が重症を負いました。

さらに、妓夫太郎は堕姫を操りながら戦うことが可能。

ふたり分の膨大な情報を処理し、的確に判断を下すことが出来ます。

その状態になっている時は、堕姫の額に妓夫太郎の左目が現れます。

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堕姫の能力

堕姫の血鬼術は、「八重帯斬り」。

帯を自在に操ることができる異能です。

それは、しなやかかつ強靭な刃物。

帯の中に人を閉じ込めたり、攻撃や防御も自在です。

宇髄天元の妻の須磨は、堕姫の帯で拷問されていましたし、鶴雛は帯により監視されていました。

人を生け捕りにして、地下に保存しており、一時行方がわからなくなっていた善逸も、帯の中に閉じ込められていました。

 

妓夫太郎&堕姫の過去

2人の生まれは、羅生門河岸。

遊郭にある最下層の場所で生まれ育ちました。

子どもはお金がかかる迷惑な存在でしか無いため、生まれてくる前から何度も殺されそうになるような劣悪な環境です。

 

妓夫太郎の過去

生まれてからも邪魔者扱いされ、細く弱い身体で必死に生き延びていました。

美貌が全ての価値基準である遊郭では、醜い妓夫太郎の容姿は忌み嫌われており、罵詈雑言を浴びせられていました。

お腹が空いた時に食べていたのは、ネズミや虫。

遊び道具は、お客が忘れていった鎌でした。

大きくなるにつれて、自分が喧嘩に強いと気づくと取り立ての仕事を始めます。

皆が妓夫太郎を気味悪がって恐れる様子に妓夫太郎は気分を良くします。

ある時、妓夫太郎が仕事から帰ると変わり果てた妹の姿がありました。

そこで妓夫太郎を始末するように頼まれた侍に襲われますが、依頼主と侍を殺害。

そこから、妓夫太郎の運命はまた変わっていくのです。

「生まれたときから雨風凌げる家で暮らせていいな」と言っている妓夫太郎の姿は少し切ないものがあります。

 

堕姫の過去

本当の名前は、「梅」です。

無くなった母親の病名から名付けられた名です。

恐らく、梅毒だろうと推察します。

梅は、年端もいかない頃から、周囲がたじろいでしまうような美しい容姿をしていました。

この点は兄の妓夫太郎とは対照的ですね。

しかし、ある時梅は、客の目玉をかんざしで突き、失明させてしまうという事件を起こしてしまい、その報復として、縛り上げられ、生きたまま焼かれます。

虫の息の梅を抱える妓夫太郎の前に、当時、上弦の陸だった童麿(どうま)が現れ、拾われます。

それが、2人が鬼になった経緯です。

 

妓夫太郎&堕姫の最後

鬼殺隊の視点から見ても、妓夫太郎と堕姫の視点から見ても、かなり厳しい戦いでした。

最後は、妓夫太郎は、柱の宇髄天元と炭治郎に。

堕姫は、伊之助、善逸に頚を切られて2人は消えていきます。

崩れていく肉体の中で、激しい言い争いをする妓夫太郎と堕姫。

堕姫は兄を「出来損ないの醜いやつ」と罵り。

妓夫太郎も「お前なんて生まれてこなきゃよかった」と言いかけたところに炭治郎が口を抑えて仲裁します。

消えながら、妓夫太郎の心にあったのは妹の梅のことでした。

「もっといい店にいたら」「普通の家に生まれていたら」「良家の娘だったら」

妓夫太郎が「奪われる前に奪え」と教えなければ、梅には別の道があったのではとあれこれ考えるのです。

完全に消えてしまう間際、妓夫太郎と人間の頃の姿に戻った梅は再び心を通わせます。

戦いに負けたことを謝る梅に対し、「お前とはもう兄妹でも何でもない」「お前は反対の明るい方へ行け」と妓夫太郎は言います。

暗い方向は恐らく地獄でしょう。

このセリフに妓夫太郎の梅に対する愛が詰まっていますね。

突き放そうとする妓夫太郎に反して、梅は兄の背中にしがみつくのです。

「絶対離れない」「何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!!」と、必死に訴えます。

2人は「ずっと一緒だ 絶対離れない」と小さい頃約束をしていたのです。

その記憶が2人をまた結びつけます。

そして、それが2人の本当の最後になりました。

 

まとめ

鬼は「悪」です。

ですが、妓夫太郎と堕姫については、読んでいて切なくなるものがあります。

環境も親も選べません、その中で必死に生きてきたふたりの兄妹愛に涙が出てきます。