ワンピース

【ワンピース】パシフィスタの目的&戦闘能力について詳しくまとめてみた!

この記事ではパシフィスタについて詳しくまとめています。

特に以下の3つに焦点をあてて解説していきます。

  • パシフィスタについて
  • パシフィスタを造った人物&モデルになった人物
  • パシフィスタの今後について考察

などパシフィスタについて詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

パシフィスタについて

パシフィスタは政府の作った人間兵器(サイボーグ)のことを言います。

海賊からはパシフィスタと呼ばれていますが、世界政府か海軍などの関係者からは「PX」と呼ばれており、シリアルナンバー順にPXの後に番号が入ります。(第1号であれば「PX-1」とう具合になります。)

海軍本部化学部隊に所属し、海軍本部大将・黄猿の部下でもある戦桃丸が指揮を執り攻撃や行動を指示しています。

覇気を纏っていない銃器や刀剣からの攻撃は一切通用しない頑丈な身体をしており、また鉄をも溶かしてしまう程の高熱のレーザーを口から放つことも出来るようです。

目で見れば相手が賞金首かどうかを判断でき、その懸賞金の額も分かる機能もついています。

機能や体躯はロボットに見えますが、攻撃を受けると血を流したりすることから完全なロボットという訳ではなく「生き物」であるという見方もできますね。

制作にあたっては、世界の均衡を守る三大勢力の一つである政府公認の海賊「王下七武海」の一人であるバーソロミュー・くまの体が実験台として使用されており、パシフィスタの容姿はくまと見紛う程に似ています。

改造されたくまは、完全に改造した後は「PX-0」というパシフィスタの原型に当たる存在へと変わってしまいました。

パシフィスタとくまは似ていますが、悪魔の実の能力者であるくまはその悪魔の実の影響で掌に肉球があります。

それがパシフィスタにはなく、くまは掌に触れたものを弾き飛ばす能力がありますがパシフィスタは手からビームを出す攻撃方法を取るためそこで見分けがつくとのことでした。

 

パシフィスタを造ったのは!?

パシフィスタは海軍の天才科学者、Dr.ペガバンクにより開発されました。

ベガパンクの正体はまだ明らかになっていません。

自身の故郷であるバルジモア島を救う為に島を暖房するシステムを一人で開発したり、改造され人格が失われていくくまと麦わらの一味の海賊船「サウザンド・サニー号」を守るというプログラムを組むことを、くまの人格が失われる前に契約しそれを施すなど、どちらかというと悪い人ではないように思います。

 

パシフィスタのモデルになった人物

王下七武海の一人、バーソロミュー・くまが実験体としてモデルとなりパシフィスタは完成しています。

くまは、七武海という政府の人間である肩書を持ってはいましたが、実際の所は政府の転覆を目論む組織「革命軍」の一員であったことも分かっています。

革命軍リーダーであるモンキー・D・ドラゴンは麦わらのルフィの父親です。

それを知っていたからか2年前、シャボンディ諸島から絶体絶命の窮地に陥っていた麦わらの一味を逃がしたり、麦わらの一味が戻る2年間、人格を失う前に船を守ることをプログラミングする契約をし完全に人格を失った後もそのプログラムを実行しサウザンド・サニー号を守り続けたりと、麦わらの一味を守る行動を続けていました。

また、元々は世界政府加盟国であったソルベ王国という国の元国王であったことも最近になって明かされています。

現在は完全に改造され「PX-0」として、剣を刺しても死なず痛みも感じないただの無人格の兵器となってしまい、天竜人達の間で最強奴隷と呼ばれレンタルされている姿が登場しています。

 

パシフィスタの戦闘能力

2年前の時点で、最悪の世代のルーキー達が数人がかりで立ち向かっても相手にならなかった程の戦闘能力があります。

攻撃力もさることながら、一番の強みは体の強靭さではないでしょうか。

悪魔の実の能力を使った強力な攻撃を与えても、血を流す程度で完全に破壊する事はできませんでした。

2年後、力を付けた麦わらの一味にプロトタイプのパシフィスタは容易く敗れていますが、あくまでもそれは初期型であり、それ以降に製造された改良型達はプロトタイプ以上の戦闘能力を持つと思われます。

 

パシフィスタの目的

パシフィスタとは日本語にすると「平和主義者」になります。

スポンサーリンク

名付けた人物は不明ですが、パシフィスタを造った目的は「平和」にする事ではないかと思われます。

ただし名付けた人物の立場によって誰に対しての平和になるのか、それぞれ意味の違った目的になるのではないでしょうか。

海賊を憎み海賊の存在によって日々を恐怖で過ごす人々を守る為、海賊を討伐する事を目的として造った。

平和とは世界政府が安心して暮らせる世界であり、つまりは世界貴族、天竜人達が脅かされる事なくその権力を誇示し続けられる為、それに仇を成す反乱因子の壊滅や撃退を目的として造った。

政府関係者の目的とするならばこういった目的で造られたのではないかと想像できます。

もしくは、仮にパシフィスタを研究したベガパンクが革命軍側の人間であったとする仮説を立てるのであれば、「平和」とは一般の人々が世界政府や天竜人によって蹂躙される事がなく、人が人として当たり前に暮らせる世界にするという事にもなるかもしれません。

今は海賊達を捕える事が主な活躍となっていますが、行動をプログラム出来るのであればもしかしたらいつか反乱を起こすようなプログラムを入力している可能性もないとは言い切れないのではないでしょうか。

 

パシフィスタの主な活躍

初登場は、マリンフォード頂上戦争と言われる白ひげ海賊団と海軍本部総戦力との戦争が起きた2年前、戦争の少し前に偉大なる航路(グランドライン)シャボンディ諸島にて海賊・麦わらのルフィとその一味が天竜人を殴り飛ばすという大事件を起こしたことにより、麦わらの一味を捕えるべくシャボンディ諸島に襲来した時になります。

海軍本部大将・黄猿と海軍本部化学部隊隊長・戦桃丸と共に数体のパシフィスタが登場し、麦わらの一味はもちろん、その当時シャボンディ諸島に偶然にも終結していた億越えの賞金首である11人の超新星(後に彼らの事を「最悪の世代」と呼ぶようになります)達の前にも現れ襲撃しました。

億を超えた懸賞金を持つ超新星達でも当時はパシフィスタにまるで敵わず、1体も倒せずにいた彼らを敗北の危機に追いやっています。(この当時のパシフィスタはプロトタイプと呼ばれる初期型であり、その後更に改良が進められているようです)

それから間もなく起こったマリンフォード頂上戦争(白ひげ海賊団2番隊隊長ポートガス・D・エースの公開処刑を巡り起きた白ひげ海賊団と海軍本部との全面戦争)にも参戦しています。

頂上戦争ではマリンフォードに攻め入る白ひげ海賊団とその傘下の海賊達を、海軍本部大将・青雉の能力によりできた氷の大地を利用してパシフィスタ数十体で外から囲い込み攻撃を仕掛ける作戦を実行し、白ひげ海賊団側に多大な被害を与えています。

世界最高の海賊である白ひげエドワード・ニューゲートの率いる白ひげ海賊団やその傘下の海賊達は勿論名の知れた海賊達であり、その時も海軍本部の戦力とやり合うだけの実力があったにもかかわらず、パシフィスタには手も足も出ずただその無慈悲な攻撃に海賊達は逃げ惑うばかりでした。

それから2年後にも、シャボンディ諸島にてまた登場しています。

頂上戦争にて処刑されたエースの義兄でもあった麦わらのルフィは戦争にも参戦しています。

その後エースを失った絶望と自分の無力さに立ち向かい強くなる為に、シャボンディ諸島で知り合っていた海賊王ゴール・D・ロジャーの右腕であった人物として知られるロジャー海賊団副船長シルバーズ・レイリーに教えを乞い2年間の修業期間を取り、世界中にばらばらになっていた仲間達へとメッセージを伝え2年後のシャボンディ諸島での再集結を約束していました。

そして約束の2年後、麦わらの一味はシャボンディ諸島に再集結し、それを捕えるべく3度目のパシフィスタの登場となりました。

2年前に麦わらの一味の誰も歯が立たなかったプロトタイプが数体登場しましたが、2年間の修業で格段にパワーアップした麦わらの一味に逆に為す術なく倒されてしまっています。

結局麦わらの一味達には逃げられてしまいましたが、その場にいた他の海賊達を捕える手柄は上げています。

また、劇場版第12作目の「ONE PIECE FILM Z」にも登場しており、その際にはプロトタイプのパシフィスタを改造した「PX-Z」という名前のパシフィスタが現れています。

通常のパシフィスタよりも白が基調とされた姿になっており、「白くま」とも呼ばれていました。

多少の攻撃力の差はありますが、基本的な機能はパシフィスタと変わりがないようです。

 

今後のパシフィスタについて考察してみた!

今もまだ改良が進められていると見受けられるパシフィスタですが、今後はどんな活躍があるのでしょうか。

改良途中であるとするならば、今後完全な完成型が登場することも考えられます。

悪魔の実は無機物(銃や剣など)でも食べる事が出来る事が分かっており、また人造悪魔の実の製造も可能であることが分かっています。

それをパシフィスタに食べさせれば、兵器でありながら悪魔の実の能力者になるという恐るべき進化も可能ではないかと思われます。

今後の世界政府や海軍との大きな戦いの際には投入されてくるでしょうし、その戦闘能力によっては海賊達も苦戦を強いられるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回は人間兵器パシフィスタについて詳しくまとめてみました。

攻撃方法がまるでロボットでありながら、攻撃を受ければ血を流す人のような様子も残している存在であるパシフィスタは、なんだか可哀そうな存在にも思えます。

ベガパンクがどういった意図でパシフィスタを造ったのか、今後徐々に解明されていくとは思いますがその理由が明かされるのが待ち遠しく思います。