ワンピース

【ワンピース】藤虎の悪魔の実&必殺技を詳しくまとめてみた!

この記事では藤虎について詳しくまとめています。

特に以下の3つに焦点をあてて解説していきます。

  • 藤虎について
  • 藤虎の悪魔の実&必殺技
  • 今後の藤虎について考察!

など藤虎について詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

藤虎について

世界の均衡を守る為に組織されている世界三大勢力「四皇」「王下七武海」「海軍本部」の内の海軍本部大将の地位にある人物です。

本名をイッショウといい、着物を纏った体格のいい男性で、特徴的なのは「自分で閉じた」と語ってもいる両目を多きくえぐった傷跡です。

それにより現在は盲目となっており、普段は杖を付いて歩いています。

ワンピースの物語の現在の時間軸から2年前に海軍本部の拠点である「マリンフォード」にて世界最強の海賊と言われた「白ひげ」エドワード・ニューゲート率いる白ひげ海賊団と海軍本部将校らによる総戦力との大きな衝突である「マリンフォード頂上戦争」と呼ばれる戦争が起きました。

その際に海軍は白ひげと白ひげ海賊団2番隊隊長ポートガス・D・エースを討ち取る事に成功していますが、偉大なる航路の各地域を「白ひげ」の名を持って荒くれ者達から守っていたニューゲートの死によって抑止力を失った海賊達はその暴挙に拍車をかけます。

また、その騒動に乗じて「黒ひげ」マーシャル・D・ティーチと彼の率いる黒ひげ海賊団が「海底監獄インペルダウン」という脱獄不可能と言われた凶悪犯たちを捕えていた監獄から凶悪な犯罪者達を連れ出すという事件も起きました。

マリンフォード頂上戦争にて兵力を削がれ、更に未だかつてない荒れ様となった海を制圧する為に「世界徴兵」と呼ばれる世界中の強者たちを経歴に左右される事なく海軍へ徴兵する制度が生まれ、その世界徴兵にて海軍大将の座に就いたのが藤虎でした。

実際に物語に登場したのは、マリンフォード頂上戦争から2年後の偉大なる航路後半の海「新世界」にある「ドレスローザ」王国での事でした。

ドレスローザは王下七武海の一人ドンキホーテ・ドフラミンゴが前王であったリク王からその実権を奪い取る形で王座についている国でありましたが、ドフラミンゴの突然の王下七武海脱退と海賊モンキー・D・ルフィと王下七武海の一人トラファルガー・ローの海賊同盟結成の報を受けその真意を確かめる為にドレスローザへと派遣されたようです。

ルフィ達もドレスローザについており、藤虎は酒場で博打を、ルフィ達は食事をしている所で初対面となっています。

目の見えない藤虎に対しイカサマを仕掛け有り金を巻き上げようとするドンキホーテファミリーの下っ端達の所業を目の当たりにしたルフィは藤虎が博打に勝っている事を伝えてあげ、それに逆上したドンキホーテファミリーの一員たちを藤虎は自身の悪魔の実の能力を使い倒してしまいました。

賭けに勝っている事を伝えてくれたルフィにお礼を言った藤虎でしたが、その強さを見抜いたルフィは藤虎の正体を問いかけます。

藤虎は「知らない事が互いの為」と伝えその場を去っていますが、目が見えない事により他者よりも秀でた「見聞色の覇気」を会得している事から自身を助けた人物がルフィであった事を最初から気付いていたようです。

その後、ドフラミンゴを裏切りルフィと同盟を結び、ドフラミンゴ打倒を画策していたロー達を追う命令をドフラミンゴから受けた藤虎はローと対峙しています。

今現在は王下七武海と海軍本部とは「仲間」に近しい関係性である為にその行動に協力する事となっていますが、王宮に戻ったドフラミンゴと面会をした際には「王下七武海制度の完全撤廃」を考えており、リク王を操る事で民衆の信頼を失墜させそれを倒す事によりドレスローザを乗っ取った経緯を持つドフラミンゴ自身の討伐すら検討している事を伝え動揺を誘っています。

その頃、ドレスローザに潜入していたルフィ率いる麦わらの一味の活躍によってドンキホーテファミリーの特別幹部シュガーの能力によりオモチャにされていた人々はシュガーの気絶によってオモチャ化が解けた事により国は大混乱に陥っていました。

ドフラミンゴはシュガーの能力を使い自分に反抗した者、反抗する意思のある者、不都合な者達を全てオモチャに変えて自分達の命令しか実行できない兵隊として操っていた事が分かっています。

オモチャにされてしまうとその人物の記憶はあらゆる知り合いから消されてしまい、自分からその真実を伝える事もできず更にはドンキホーテファミリーの命令に逆らえないという契約から、オモチャ化された人々は国の地下で人知れず働かされていたようです。

それから解放された人々によってドフラミンゴ悪事は表沙汰となりましたが、ドフラミンゴはそれを気にする事なく「最初から恐怖で支配してもよかった」と口にした後に自身の能力「イトイトの実」の力を使い人々を操り殺し合いをさせ、更にドレスローザを「鳥カゴ」という技によって追おうと人々を逃げられなくしてしまいました。

藤虎はドフラミンゴ側につきルフィ達を捕えようとしますが、その際にルフィの義兄を名乗る「革命軍」総参謀長サボの登場で足止めをされて交戦しています。

しかしそれは自分がルフィ達を捕えに行けない口実を作る為のものであったようです。

ドフラミンゴはルフィと対戦し、その後敗れています。

ドフラミンゴが倒された事により「鳥カゴ」や糸による支配は解けドレスローザは解放される事となり騒動は終結し、人々は前王であったリク王に王座に戻ってほしいと訴えました。

しかしリク王はドフラミンゴを止める事が出来なかった事は自分に責任があるとしてそれを断ろうとします。

藤虎はそこに登場すると「責任の所在」を明らかにし、ドフラミンゴの真意に気付かず王下七武海という権力を与えてしまったのは「世界政府」の責任であると伝えると部下達と共に土下座をしてドレスローザ国民へ謝罪を伝えました。

以前、偉大なる航路「アラバスタ王国」でも今回と同じように王下七武海であったサー・クロコダイルが国の乗っ取りを謀った際にもルフィ達の活躍により阻止できた経緯がありましたが、その際にはその真実を隠そうとした海軍本部上層部の圧力によってその事実は海軍の手柄として書き換えられてしまった事がありました。

藤虎はそれが再度起こる事を危惧し、また王下七武海という制度の危険性を世界に報じる為にも映像電伝虫を使い中継でその謝罪を報じた事により、ドレスローザの事件は世界政府の失態として世間に報道されました。

それを知り怒り狂ったのは海軍本部元帥、つまり藤虎の上司に当たるサカズキであり、「正義の面目が丸つぶれだ」と怒鳴るサカズキに対して藤虎も怒鳴り返した事により、ルフィとローの首を獲るまで全海軍基地への出入り禁止を命じられてしまいます。

ドフラミンゴとの戦闘で疲弊しているルフィ達を捕える事も出来たでしょうが、それでもドレスローザを救った大恩人を問答無用で捕える事が出来ない藤虎はサイコロを振り「1」以外の目が出た時にはルフィ達を捕まえるとして運を天に任せました。

ドフラミンゴ護送のため海軍本部中将つると大目付センゴクがドレスローザに到着すると、サイコロの目も1以外を出した事も相まって遂にルフィ達を捕縛する為に藤虎は動き出します。

船へと向かうルフィ達を止めるべく立ちはだかる藤虎でしたが、「気に入った」という理由で目の見えない藤虎に対しどういう攻撃を仕掛けるかを伝えてから攻撃するルフィに対して藤虎は戸惑います。

「自分にも立場がある」と本心では心底気に入ってしまった「麦わらのルフィ」という人物に対しての想いを抑え込み、藤虎は自身の能力で浮かせたドレスローザの瓦礫をルフィ達が乗るであろう船へと向かい落そうとします。

スポンサーリンク

その時、ドレスローザの住人達がルフィ達を逃がす為にその方面へと走っていき、見聞色の覇気により人々がルフィにどれだけ感謝しているかを改めて知る事となります。

民間人がいる場所に攻撃を仕掛けるわけにはいかないと理由を付けて、浮かせた瓦礫を関係ないところに落とした藤虎は誰にも見られていないだろうとルフィ達に向けて深々と頭を下げました。

その後はドフラミンゴ護送に同行し、ドフラミンゴ奪還を狙ったドフラミンゴと取引をしていた四皇カイドウの手下であるジャックを返り討ちにしています。

その次の登場は「世界会議(レヴェリー)」の会場であるマリージョアでした。

各国の王達がマリージョアに集結するよりも前にその場に出向いた藤虎は、もう一人の新しい海軍大将である緑牛と共に食事をしていました。

その際には改めて「王下七武海はいらない」と宣言しており、その後マリージョアに集結してきた王達(アラバスタ国王やドレスローザ国王)とも会話を交わす様子が描かれています。

 

藤虎の性格

普段は少し抜けた所のある性格をしているようで、一見すると海軍大将には見えないような腰の低さがあります。

しかし「仁義ある正義」を掲げ、「倒す相手の数」ではなく「守るべき人の数」を考えるよう部下に語るなど本来の海軍の職域である「守る事」を大切にする優しい性格をしています。

敵である海賊に対しても仁義を欠かない堅い真面目な性格でもあり、その行動の真意を深く見据えた結果として手を貸す事を躊躇わない様子もありました。

 

藤虎の悪魔の実

超人(パラミシア)系「ズシズシの実」の能力者であり、重力を自在に操る事の出来る能力を持ちます。

人に重力を掛ければ地面にめり込ませる事もでき、またその重力はしただけでなく横や上にも扱えるなど方向も自在に操れる事が分かっています。

能力の使える範囲はかなりの広範囲であり宇宙にまで届くようで、隕石を重力によって引き寄せ落下させる事により広大な範囲を攻撃する事も可能です。

落下させるだけでなく逆に「無重力」も扱える様で、空に大量の海賊船や瓦礫を浮かべる技も披露しています。

しかし自身にその能力を使ったという描写はなく、他者にのみ行使可能な能力である事が推測されます。

 

藤虎の必殺技

 

重力刀 猛虎(ぐらびとう もうこ)

「ズシズシの実」の能力を自身の刀に使う事により重力を刀に纏わせ、それを振り下ろす事により振った方向へ重力を帯びた斬撃を飛ばす事の出来る技です。

斬撃を受ければ剣による斬撃による切断と重力によりその周囲が陥没する二つの威力

を発揮し、例え斬撃を防いだとしても重力により押しつぶされるか弾き飛ばされるか

という攻撃を受ける事になります。

 

藤虎の過去は!?

盲目の剣士として登場している藤虎ですが、その過去には一体何があったのでしょうか。

「見たくないものをいっぱい見た」という理由で自ら自分の目を傷つけ視界を奪った過去がある事だけは分かっています。

目を潰す程の見たくはないものとは、恐らく壮絶な何かであった事は察する事ができます。

 

藤虎と赤犬の関係とは!?

海軍本部に属する二人ですが、その考え方はまるで真逆です。

正義の為にはいかなる犠牲も致し方ないと考え、平和を守る為には民間人すらも攻撃対象とするサカズキ(赤犬)と、民間人を第一に考えいかに被害を最小限に抑えるかを考える藤虎とはそもそもの掲げる正義が違っているように考えられます。

その結果、激しく怒鳴り合い衝突するような関係性がよくみられるようです。

本来であればサカズキが元帥で藤虎が大将なので立場的にはサカズキは上司に当たる筈なのですが、藤虎はそれを気にする素振りを見せません。

藤虎は赤犬を「サカさん」と呼んでいる事もあるので、もしかしたら二人は旧友であるのかもしれません。

 

今後の藤虎について考察してみた!

藤虎の恰好から、藤虎が「ワノ国」の出身なのではないかと言われる事があります。

そうであれば現在のワノ国編で登場する事も考えられます。

見たくないものがワノ国で起きた何らかの事件であり、それにカイドウが関わっているとすればルフィ達と共にまた戦う事も考えられます。

王下七武海の完全撤廃を提唱する人物でありますから、他の王下七武海からの襲撃を受ける事もあるのではないでしょうか。

同じく海軍大将である緑牛はまだシルエットでしか登場していませんが、藤虎とは良い関係のように描かれてます。

そうであるならば二人で登場して王下七武海と対峙する事もあると思われます。

 

まとめ

今回は仁義の漢、藤虎についてまとめてみました。

海軍本部でありながらルフィを気に入ってしまう様子から敵にはならなさそうな相手であると思われます。

また、ルフィも気に入ったと口に出して言っている事から今後の登場でますます仲良くなれば面白そうです。