BLEACH

【BLEACH】ユーハバッハの目的や必殺技について詳しくまとめてみた!

この記事ではユーハバッハについて詳しくまとめています。

特に以下の2つに焦点をあてて解説していきます。

  • ユーハバッハについて
  • ユーハバッハの必殺技
  • ユーハバッハの目的

などユーハバッハについて詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

ユーハバッハについて

ユーハバッハは滅却師の組織である「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」の皇帝です。

自らが創設した「星十字騎士団(シュテルンッター)」の一兵士として戦うこともあります。

ユーハバッハはその卓越した能力によって他の滅却師から敬意を払って「陛下」と呼ばれていますが、能力というのが相手に触れるだけで魂魄として足りない部分を補うことができます。

誕生した時からずっと盲目であった元九番隊隊長であった東仙要の目も治すことができると言うことです。

このことから他の滅却師から一目置かれる存在ですが、ユーハバッハが狡猾なのは、自分の能力を与えた者が死亡すると、その者が生前に受けていた全ての能力を取り込むことができるということです。

その外見は汚らしい長髪に口ひげを蓄え、ボロボロの外套を着ていてとても皇帝とは言えない姿をしています。

自身も誕生した時は目と耳と口が不自由でしたが、この特殊な能力のお陰で全ての機能を取り戻すことができました。

虚圏(ウェムコンド)と尸魂界を自分のものにするという野望を抱いていて、最初に虚圏を治めていた十刃の生き残りであるハリベルを襲い、簡単に落とすことができます。

その虚圏の危機を元エスパーダであるネルが現世にいる死神代行の黒崎一護に知らせたことで、ユーハバッハと同じ滅却師である石田雨竜もユーハバッハと尸魂界の戦いに巻き込まれていきます。

実は一護と雨竜はユーハバッハとは因縁の関係にあり、ユーハバッハと尸魂界との闘いは、一護と雨竜に対する戦いでもありました。

 

ユーハバッハの性格

ユーハバッハは自分の目的は必ず遂行する信念の持ち主です。

その目的を達成するためにはどんなに時間がかかっても、その準備を整えて行うという慎重さも持っています。

これは1000年前に尸魂界を襲撃した際に、自分の能力不足から敗退してしまった経緯から来ています。

それからユーハバッハは自分の能力を高めると共に、忠実な配下を揃えていきました。

そのため仲間や部下はとても大切にしていますが、その反面、利用価値が無くなれば容赦なく切り捨てるという元五番隊隊長の藍染惣右介と似たような性格でもあります。

藍染惣右介について詳しく知りたい方は「【ブリーチ】藍染惣右介が卍解を使用しなかった2つの理由!」こちらをご覧ください。

また自分のためには滅却師であっても味方でなければ簡単に殺害することも厭いません。

ユーハバッハは滅却師の能力を吸収することで自身の能力を高めることが可能であり、能力を吸い取られた滅却師は死亡してしまいます。

ですが、そんなことはお構いなしに何人もの滅却師を殺害しています。

上に立つ資質は高いようで、虚圏を制圧した時もアランカルを簡単に服従させ、使いこなしています。

まさに「陛下」になるために誕生したと言っても過言ではないでしょう。

 

ユーハバッハの能力

ユーハバッハは全ての滅却師に対して影響している人物ですが、その能力は他の滅却師とは一線を画しています。

滅却師の最大の能力は周囲の霊子を集束し、それを攻撃や防御なのど技として活用できることです。

これは死神が自分自身の体にある霊圧と呼ばれる力を、他から取り入れて活用することができます。

ところがユーハバッハはその逆であり、自分の中にある魂魄の能力を他の者に与え、魂魄として欠損している部分を補うことができます。

しかも与えた能力は、該当者が死亡すれば与えた能力と当事者が持っていた能力と一緒に自分に戻すことが可能です。

また自分の能力を分け与えた相手から別の者に移管することもできるため、正に神の領域とも言える能力でしょう。

 

ユーハバッハの必殺技

ユーハバッハは本来は滅却師ですが、その必殺技は同じ滅却師の石田雨竜とは大きく異なっています。

雨竜は弓矢を使った攻撃法こそ滅却師であるという自負がありますが、ユーハバッハの方は死神や虚(ホロウ)に近いと言えます。

 

聖別(アウスヴェーレン)

自分が星十字騎士団の一員に与えた力を抜き取り、それを別の者に付与する能力です。

ユーハバッハが力を与えながら抜き取ってしまうと、その者は死亡してしまいます。

そして新たに力を与えられると以前の者の力も継承することができるため、魂魄の足りない部分を補完する以上の能力を手に入れることができます。

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大聖弓(サンクト・ボーゲン)

ユーハバッハが滅却師であったことを物語っている弓矢を使った必殺技です。

ただし、その大きさは破格であり、とてつもなく巨大な光の弓から、これも想像を絶するほどの大きさの光の矢を放ちます。

その威力たるや最強の死神と言われていた山本元柳斎を倒すほどであるので、やはり雨竜とは比較にならないほど凄まじい滅却師としての能力を持っていたということです。

 

外殻静血装(プルート・ヴェーネ・アンハーベン)

星十字騎士団全員が持っている防御技である「静脈血装(プルート・ヴェーネ)」を、体の外に出して使うことができます。

この静脈血装とは体内に流れる血液に霊子を流れ込ますことで、防御力を飛躍的に高められる能力を言います。

他の者は自分の体内でしか発生できませんが、ユーハバッハはこれを対外に出すことで、自分の周囲に囲ませて全方位から自分を守ることが可能になっています。

更にこの防御壁に相手が触れるとその肉体を蝕んでいくと同時に能力を吸収かるため、とても厄介な防御技であるのは間違いありません。

 

簒奪聖壇(サンクト・アルタール)

ユーハバッハの相手の能力を奪う技の中で、最大の能力を誇る必殺技になっています。

なんと天空に輝く五芒星を操り、そこから光を発生させることで、光が降り注いだ先にいる相手の知識と才能、そして能力と全てを吸い取ってしまいます。

相手からすれば自分の全てが奪われたのと同じであり、運よく生き延びられたとしても、ほとんど廃人に近い状態なので勝ち目はないでしょう。

 

ユーハバッハの目的

ユーハバッハは現世だけでなく、尸魂界・虚圏・地獄という全ての世界の王になることが目的です。

そのため尸魂界に攻め込んできたのは尸魂界を創設した霊王を倒すためであり、雨竜の裏切りや一護の活躍がなければ、それは実現していたでしょう。

ただし、ユーハバッハは全世界の王として君臨したいという目的でそのような行動を取ったのではありません。

肉体が滅ぶ死を体験すると、その魂は浄化されて地獄や尸魂界に向かって行き、そこで再び肉体に戻る輪廻を繰り返しています。

ユーハバッハは、この肉体に魂が入った状態で体感する最大の恐怖である「死」を取り除きかったのです。

世界がいくつも分離しているために魂の移動が起きるのであり、どこにも移動しなくていいのであれば魂かせ肉体に戻らないので「死」を体感することがないという考え方からきています。

どうして虚圏も対象にしたのかというと、魂になっても虚がその魂を食らってしまい、ここでも「死」を体験してしまうからです。

「死」を取り去るために多くの滅却師を犠牲にして、死神やアランカルなども大量に殺戮して死の無い世界を作りたいと言われても、どうにも説得力の無い話になっています。

 

ユーハバッハは最終的にどうなったの!?

恐ろしいほどに強かったユーハバッハ。

ですが、一護と雨竜、そして裏切りの死神である藍染惣右介とXcutionで過去を自在に変えることができる能力を持つ月島九郎の協力により、斬月によって一刀両断されて絶命します。

その後のユーハバッハは自身にとても多くの霊圧があったため、被害を受けた世界の修復や、尸魂界ではいなくなった霊王の代わりにしています。

全てを消し去ろうと尽力していのに、自分がその後の世界の修復に一役買っているのは、何とも皮肉な話です。

 

まとめ

今回はユーハバッハについて詳しくまとめました。

ユーハバッハは漫画原作のみに登場する本当のラスボスであり、嫌らしいほどの強さを持った敵でした。

実は一護と雨竜の母親はどちらも滅却師であり、その能力を聖別によって奪われています。

元から体かせ強くなかった雨竜の母親は死亡し、一護の母親は滅却師としての能力が無くなったため、一護が幼い時に出会った虚のグランド・フィッシャーによって殺害されています。

つまりユーハバッハは二人にとっての仇になり、その強い気持ちがあったからこそ倒せたのかもしれません。