この記事では金竜山について詳しくまとめています。
特に以下の3つに焦点をあてて解説していきます。
- 金竜山について
- 金竜山のモデル
- 金竜山の今後について
など金竜山について詳しくまとめていますので最後まで読んでいただけたら幸いです。
金竜山について
久々に刃牙に登場した金竜山が完全に花田光司氏 pic.twitter.com/Ui1544MXfY
— W A D D Y (@waddy1984) January 18, 2019
元横綱金竜山。
現役時は身長191.5cm、体重160kgとまさに相撲取りの理想形といえる体型です。
相撲は格闘技と自負し、刃牙シリーズ最大トーナメント編で初お目見えを果たしています。
異種格闘技の祭典ともいえる最大トーナメントに現役の横綱を登場させるという偉業は過去いずれの格闘技漫画でもなかったことではないでしょうか。
刃牙シリーズ最新作「バキ道」は相撲がリードテーマ。
必ず登場すると思っていました。
この人が登場しなくて、誰がするのって思いますからね。
金竜山の性格
刃牙より先に喧嘩稼業読んでたからめっちゃ稼業を思い出す…
金竜山が金隆山のモデル?
芝原と渋川も似てるし猪狩は同じ人物モデルにしてるからしょうがないけどアゴとダブる pic.twitter.com/X0zUTlpGHZ— 真白@オーダー受付中 春例幽々子 (@mashir0) February 21, 2017
相撲界をまさに背負っているのが横綱。
その横綱が異種格闘技の最高峰ともいえる最大トーナメントに参戦するということ自体に、一本筋の通る責任感と己の強さに対する自信を強烈に感じずにはいられません。
それゆえ、覚悟をもった人間を絵にかいたような金竜山。何か悲壮感さえ思える姿に究極の律儀を思うのです。
金竜山のモデルは!?
今週のバキ道見たけど、まさかの
【金竜山】登場〜
金竜山って言ったら初代の『グラップラーバキ』に登場した人だよね?見た目は貴乃花親方になっちゃったけどw
懐かしすぎて思わず笑ってしまった pic.twitter.com/vePjFXfVUV
— かしわもーち (@clean_of_tommys) January 10, 2019
金竜山のモデルは、最近も話題の元横綱で二代目元貴乃花親方しかありません。
しかし、バキ道で描かれている元金竜山親方はその表情からして元貴乃花親方にとっても似ています。
そのあまりにも似すぎているところは怖いような気さえします。
板垣先生は元貴乃花親方が、その生き方が大好きなのではないでしょうか。
究極のリッチギーであり、真の相撲道をめざす孤高の人、元金竜山親方。
俗人には理解不能な点もたくさんありますが、人間としての魅力に満ち満ちている人のように思えて仕方がありません。
金竜山の初登場
刃牙三大黒歴史「ドアノブ」「うわぁ、刃牙だ!」「金竜山」「ゲバルの監視」「初期ガイア」「紫千春」 https://t.co/U55DI2htFg pic.twitter.com/3uMyv1ItlE
— 今起きている出来事 (@sekainozekkeib1) November 10, 2018
「グラップラー刃牙地下最大トーナメント編」にて初登場した金竜山。
格闘技というくくりで相撲を外すことはできなかったのでしょう。
でも、型(かたち)を重んじる相撲。手が土に触れたなら、そして土俵の外に足がでたなら負けになる相撲。
「世界で一番狭い枠の中で、かつ足かせがかかっている格闘技」である相撲がなんでもありの世界でどこまで通用するのか、ある意味とても興味をそそるジャンルからの登場となりました。
金竜山の地下最大トーナメント戦績
1回目 金竜山VS本部
金竜山うにの誘いを断った夫の末路 pic.twitter.com/0kmIxklZME
— 山うに (@yamauni77) October 15, 2018
地下闘技場でのデビュー戦となった最大トーナメント1回戦の相手は超実践柔術の本部以蔵でした。
のちに「刃牙道」であの宮本武蔵に勝利する本部は格闘技のみの世界では決して強くありません。
弱い本部と陰口をたたかれながら最大トーナメントでは「解説者」として読者によくわかるよう懇切丁寧に一つ一つの技についてなど口上していたあの本部。
「刃牙道」でその真の実力を見せつけ、宮本武蔵にも勝利し、各グラップラーたちも守って見せるという偉業を達成する本部以蔵。
金竜山のデビュー戦で闘った本部がそこまでの実力の持ち主とは誰が予測できたでしょう。
この闘いの結果は当然のごとく、金竜山が圧勝。櫓(やぐら)投げから四股を踏むかのごとく踏みつぶして本部を倒してのけます。
もう圧倒的です。
本部が金竜山戦で唯一勝機を得られる可能性をもっていた「指取り」も金竜山にはまったく通じることなく敗れてしまいます。
その姿はこのトーナメントに参戦するべき資格の持ち主だっかのと疑問と悲しさを感じるほどでした。
逆に金竜山からしてみれば異種格闘技に参戦しているという気概を垣間見せ、圧巻な勝利と言えますね。
2回目 金竜山VS猪狩
金竜山vs猪狩最高 pic.twitter.com/ME2mNaGVgm
— パプリカ (@pa_pri_ka_) February 28, 2017
相撲vsプロレス。
いかにも刃牙シリーズらしい対戦カードとなっているこの一戦は、猪狩の勝利で幕が下ろされているです。
しかし、なんか納得のいかないラスト。なんと金竜山の師匠であり、父親の藤巻親方がまさかのタオル投入で決着がついてしまいます。
「な、なんで?!」
と思いきや、タオル投入の理由となった猪狩が金竜山に行なった形すなわちダブルアームスープレックスを決めようとしたスタイルは、相撲の禁じ手である「五輪砕き」であると試合後の猪狩に藤島親方が説明し、その答えが明らかにされます。
頸椎が危険とみなされ、相撲において「勝負あり」と判断される形をとらされた金竜山。もはやこの時点で本業で負けてしまっていたのです。
当初、猪狩をまるで相手にしない圧倒的な力の違いを垣間見せていた金竜山でしたが、そこはプロレスのプロフェッショナルである猪狩。
真になんでもあり、それがプロレス。その歴戦の雄である猪狩のとった作戦は相撲での勝負。投げを決めつつ、なんと金竜山自身の足で土俵を描かせてしまうのです。
土俵をつくることで金竜山に相撲技のみを使わせるよう仕向けた猪狩の逆転の発想からの作戦は二人の攻防の形勢逆転を意味する形になりました。
ここから猪狩は得意とする関節を利用した投げ技を放ち、金竜山の両腕を破壊し決着まじかと思いきや、そうはいかじと横綱金竜山。
簡単には負けません。かわず掛けという足技を使い形勢逆転を試みるのです。
金竜山の逆転勝利を予想するも、よもやのかばい手により猪狩を助けることとなり、直後の藤巻親方のタオル投入!
一見理解しづらく、わからないストーリー展開ですが、相撲とプロレスという格闘技の懐の深さを如実に表現した二人の闘い。
板垣先生の格闘技愛を感じずにはいられない一戦となっています。
今後の金竜山について考察してみた!
『バキ道 第25話』
“煙に巻く”とは正しくこの事(笑)😆
…そして、唐突に地下闘技場。ヤッタネ!
次号、いよいよ話が動くか!? pic.twitter.com/OlMNLgM1At
— たけやぶ (@takeyabuyaitemo) March 14, 2019
バキ道で久々に登場した元金竜山親方。
彼の姿や言動にはかつて最大トーナメントで本部や猪狩と闘ったときの金竜山を彷彿させます。
モデルの元貴乃花親方をモチーフにしつつ、実際の彼ができなかった理想や思想をバキ道という空想の世界ではあるが、板垣先生が「あとはまかせろ、俺がやる」みたいな感じで代弁者として元金竜山親方の意思を表現していく、そんな展開を予測させます。
二代目野見宿禰という人物を使いながら。
最大トーナメント2回戦で猪狩寛至に負けた後、金竜山は本家本元である相撲技で敗れたことを受け、師匠の藤巻親方にボコボコに殴られます。
そして、自ら髷(まげ)を引きちぎり一から出直すことを宣言するのです。
真摯で真っ直ぐな人間、ストイックの極みともとれる。
バキ道で登場した際も彼は言っています。「手心の期待にはことごとく拒絶をしてきた」と。
どの道をもってしても世の中は本音とタテマエで成り立っているものです。
その本音を金竜山は拒否し、タテマエの中で生きようとしてきました。
まさに王道。
今後の具体的展開が読めないバキ道。
元金竜山親方の動向も読みづらい。ないないづくしで困ったものだが、仕方がありません。
それほど懐が深くなってきている最新作のバキ道。
我々バキファンも思考回路をリフレッシュさせないとストーリーについていけない危機感を感じずにはいられません。
まとめ
今回は金竜山について詳しくまとめました。
「範馬刃牙」で恐竜と闘った原人を描き、「刃牙道」で宮本武蔵を描き、「バキ道」では相撲。
一体なぜ、今相撲なのか?!
このシンプルにしてディープな格闘技をどう料理していくのか、期待は募るばかりです。
そして、元金竜山親方と二代目野見宿禰の絡みも目を離すわけにはいきません。
バキ道ほど物語の展開を予測しづらいシリーズはないと思います。だからこそ、おもしろい。
まるで推理小説のようなワクワク感があります。
目からウロコのような驚きを期待しつつ、バキ道を見守っていこうではありませんか。