進撃の巨人

【進撃の巨人】タイバー家の目的は!?戦槌の巨人の能力を解説!

この記事では、タイバー家の謎や保有している巨人について詳しく解説していきます。

タイバー家は、9つ目の巨人である「戦槌の巨人」を所有しています。

最後まで読むことで、タイバー家の目的や戦槌の巨人について詳しくなることができます。

では、タイバー家について詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。

 

タイバー家とは!?

タイバー家とはマーレ編で登場した一族で「戦槌の巨人」を管理している一家です。

九つの巨人の存在が明らかになってから、最後の九つ目の巨人の存在が議論されてきたが、24巻95話「嘘つき」であっさりと明かされたました。

タイバー家は、100年前の巨人大戦でフリッツ王に反旗を翻した最初の貴族家でもあり、巨人大戦にマーレ側を勝利に導いた(…と言われている、もしくは世界の認識はそうなっている)功績で名誉マーレ人の権利を得ます。

エルディア人でありながら極めて特権的な立場であり、政治にも戦争にも不干渉を貫いてきました。

その為、タイバー家は一度も巨人の力を敵国に向けたことがなく、また巨人大戦でフリッツ王を退けた救世の一族として諸外国に顔が利く一面も持っています。

こういった経緯があり、マーレの始祖奪還計画においては、世界に始祖奪還の必要性を訴える為、タイバー家が演説を任されることになりました。

その演説の場はレベリオで行われ、諸外国の要人や記者を招いて1年以内にパラディ島を制圧することを宣言すること公の場になりました。

 

タイバー家の歴史

タイバー家の歴史に関して、現在、公開されている情報は、100年前の巨人大戦までさかのぼります。

エルディア人でありながら、フリッツ王に反旗を翻した一族であるが、その理由は明らかにされていませんが、巨人大戦でマーレを勝利に導いた後は、裏でマーレを操ってきた一家でもあります。

また、そのことは収容区のエルディア人はもちろん、マーレのものもごく一部の上層部の者しか知りません。

タイバー家は、エルディア人がマーレに対して行ってきた支配の贖罪として、マーレに自由と力を与え、裏ではマーレを権限下においている一方で、マーレのエルディア人への支配を容認してきました。

マーレはその状況の中、巨人の力を利用して大国の地位を得る軍国主義の道を選び、エルディア人を厳しい差別のもと支配し、その結果、マーレは敵国を多く作り、エルディア人は悪魔の民族とされ、いずれも厳しい立場に置かれることになり現在に至っている。

その一方で、タイバー家は、広い土地と豪華な家が与えられ裕福な暮らしを続けてきました。

 

タイバー家が保有している戦槌の巨人とは??

タイバー家の当主であるヴィリー・タイバーの妹と思われる使用人風の女性が継承していました。

戦槌の巨人は、硬質化の能力を使い、あらゆるものを作り出す力を持つ巨人です。

 

例えば、地面から突起物を発生させ、相手を串刺しにしたり、名前の通りハンマー状のものを形成して武器にしたり、ボーガンを作り出し飛び道具も作れたりもします。

また、「本体」は他の巨人とは違い、うなじにいないので、いくら攻撃しても倒すことはできません。

本体は地中に水晶体のような硬質化した物質で覆われており、地上に顕在している巨人とはコードのようなものでつながっていて、地中から操ることができます。

 

エレンとの戦闘の末、最期は「顎」の力を利用され、水晶体を破壊され、エレンに喰われます。

よって、タイバー家の所有している、戦槌の巨人の力はエレンに継承されました。

 

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タイバー家が黒幕とされる理由

ここで挙げられる黒幕は、2つに分類される。

  • 現在の世界の状況を作り出しているという意味での黒幕
  • パラディ島勢力の襲撃も含めて裏でつながっているという意味での黒幕

 

一つ目の意味での黒幕は、確定と言ってもいいと思います。

それは、24巻97話「手から手へ」でヴィリー・タイバーが語っています

マーレは巨人大戦に勝利し、大国となり、エルディア人を支配しているー状況は、タイバー家がマーレを権限下においていて、マーレに自由と力を与えたことでなった状況と捉えることができます。

 

もう一つの意味での「黒幕」は少し複雑ですが、推測できるのは以下の2つ。

 

  1. エレンとジーク、ヴィリーは裏でつながっていて、ヴィリーの演説とエレンらパラディ島勢力のテロは予定されていた
  2. フリッツ王との「不戦の契り」の相手がタイバー家であることが挙げられる

 

パラディ島勢力のテロは予定されていた

①については、ヴィリーの演説時のエレンの様子から推測できる。

それは、エレンはヴィリーの演説の内容を知っている風な様子で聞いており、その内容を確かめるようにライナーに聞かせていることです。

おそらく、エレンとジークが通じていることも関係しているが、ヴィリーとも内通しており、ヴィリーの演説→エレンのテロは予定調和であったと考えられる。

一点、エレンにとって予想外だったのは、ヴィリーが演説中に「死にたくない」と言ったことで、この時のエレンの表情がアップになり驚いた様子が見られることから、このセリフだけ台本になかったと考えられます。

 

「不戦の契り」の相手がタイバー家である

②については、そもそも「始祖」の力を持つフリッツが交わした「不戦の契り」という言葉自体にある。

「契り」は「誰かとの約束」を意味しており、自分や「始祖」自身と捉えるには少し違和感があるます。

では、その「契り」の相手は誰なのかということを考えていくと、タイバー家ではないかと推測することができます。

平和を望むフリッツと自らの立場を保証されたいタイバー家が結託することで、フリッツは自分だけの楽園を築き、タイバー家は一族の安寧を得たのではないだろうか。そう考えると、「地鳴らし」の情報源もフリッツと共に画策したタイバー家ではないかと考えることもできる。

 

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では、タイバー家は①②をどのような理由で行ったのか。

①に関しては、エルディア人を世界から救うためであると考えられます。

現在、エレンとジークはつながっており、なんらかの画策をしていることが分かっているが、その目的はエルディア人の自由であり、エルディアの復権です。

これと目的を同じにしたタイバー家は、このままではエルディア人の存続が困難である状況を打開するために、エレンとジークと共謀して命を懸けた演説を行ったのだと考えることも可能ですよね。

 

②に関しては、フリッツ王と同じ「束の間の平和思想」を持っていた為だと考えられます。

フリッツ王が戦いを放棄したのと同じように、タイバー家もエルディア人によるマーレ支配を嘆き、フリッツ王と共謀したと思われます。

これらは、あくまで仮説にすぎませんが、タイバー家は謎に多い貴族だと言うことは変わりませんね。

 

タイバー家当主ヴィリー死亡

タイバー家の当主である、ヴィリーは25巻100話「宣戦布告」で地下から巨人化して出現したエレンに握りつぶされることで死亡します。

ヴィリーが戦槌を持っていることも考えられたが、その後、戦槌が現れることでその可能性は否定される。

ヴィリーは世界各国の要人を集め、巨人大戦の真実を語り、現在置かれている世界の危機を語ることで、パラディ島制圧の必要性を訴え、そして、宣戦布告をした瞬間、現れたれエレンに殺されました。

この演説の意味は、パラディ島勢力の危険性を訴えることと、実際にテロの被害にあうことで、世界をパラディ島制圧に向け団結させることです。

実際に、巨人化したエレンやパラディ島勢力が、世界が集まる中でマーレを襲撃したことで、その機運は高まった。

その過程で、ヴィリーは巨人大戦の顛末を語り、巨人大戦を終わらせたのは、マーレでもタイバー家でもなく、フリッツ王自身であることを明かしました。

そして、そのフリッツ王は、世界の平和を望み、パラディ島に籠ったが、エレンにより「始祖」の力が奪われることで、世界は再び危機に瀕していることを伝え、亡くなります。

 

まとめ

マーレ編で重要な役割を果たしたタイバー家。

巨人大戦の真実を語ったが、まだまだ、さらなる黒幕である可能性も否定できないので、今後の展開に注目し、検証がまだまだ必要です。