進撃の巨人

【進撃の巨人】地下室の謎の真相について詳しく解説!地下室の謎とは!?

進撃の巨人の物語の中に出てくる「地下室の謎」ですが、地下室の謎とはなんでしょうか??

地下室の謎とは

地下室は主人公エレンの家にある地下室を指します。

そこには、エレンの父グリシャが残した秘密があるといわれています。

エレンが調査兵団入団を志したことで、グリシャはエレンに地下室の謎を教えると言い残し、診療に出かけました。

しかし、その間、突如現れた超大型巨人により壁が破壊され、家も損壊されてしまい、壁内に巨人が侵入したため、ウォールマリアは放棄されました。

そのことで、エレンは地下室に行くことができないまま、時を過ごしたが、エレンの記憶に残るのは、父が泣きながら自分に注射を打ったことと、地下室への鍵を託したことだけでした。

そして、謎の鍵を握るグリシャはその日以降、行方が分からなくなります。

エレンは人類の自由を取り戻すため、また、地下室の謎を解き明かすため、調査兵団に入団し巨人と戦うことになります。

 

地下室の真実

エレン達調査兵団は、巨人との死闘の末、ついに地下室に到達。

そこには、グリシャの残した記録があり、世界の真実が記されていました。

結論から言うと、エレン達の民族は巨人になれる民族であり、エレン達が戦ってきた敵は「世界」そのものであったことがわかりました。

エレンら壁内の人類は「ユミルの民」と呼ばれ、過去に巨人の力を得たユミルがその力を使い世界を支配していたのです。

ユミルの民は、巨人になることができ、その強大な力で他民族を蹂躙し、民族浄化を行ってきたため、世界から憎まれる存在でした。

その後、ユミルの民は内戦の末、他国に巨人の力を奪われることになったが、その時のユミルの民の王フリッツは、「始祖の巨人」と言われる他のすべての巨人を意のままに操ることのできる巨人の力を持っていたが、その力を行使することはなく、一部の自国民をつれてパラディ島という島に逃れ、そこに三重の壁を築き、自分だけの楽園を作りました。

そこが、エレン達のいる「壁内の世界」です。

つまり、エレン達は自分たちが巨人になりうる存在であるにも関わらず、壁内で巨人を恐れ、壁内で暮らしたいたことになり、壁内の人類は、なぜそのことを知らずに、巨人から逃れて壁の中に逃げ込んだと思っているのか。

それは、「始祖の巨人」は、ユミルの民を巨人化したり、それを操ったりするだけでなく、記憶の操作も可能だからです。

壁内に逃れたフリッツは、「壁の外の人類は滅びた。人類は巨人から逃れるため、もともとあった三重の壁に逃れた」と壁内の人類の記憶を改竄して自分だけの楽園を築いたのである。

実際には、壁の外にも人類は存在し、壁の外の世界は壁内の人類を敵視しており、三重の壁も「始祖」の巨人により、何千万もの大型の巨人で作られたものでありました。

三重の壁について詳しく知りたいかたは「【進撃の巨人】三重の壁の正体は巨人だった!?3つの壁の正体や謎を徹底解説!」にまとめてありますので、そちらをご覧ください。

そして、壁内の人類は何も知らずに巨人に脅えながら過ごしていました。

 

壁の外の世界

一方、壁の外では、マーレという国に巨人の力を奪われ、フリッツ王に置き去りにされたユミルの民がマーレに支配されており、また、マーレは巨人の力を以って、世界の指導者たる地位を獲得しました。

 

マーレは、巨人の力を利用し大国となったが、対立国の軍事力の発展により、巨人の力だけでは世界を支配できなくなると悟り、パラディ島の地下資源を欲するようになる。

 

しかし、パラディ島には「始祖の巨人」がいるため、うかつに手を出せずにいた。

なお、パラディ島壁外に巨人がいるのは、マーレが支配しているユミルの民を流刑にする際、パラディ島で巨人化し放っているためである。

 

壁内の人類が外に出られなくする役割がある反面、マーレもその状態を持て余すようになった。

 

マーレがパラディ島に手出しをできずにいる理由は、壁内に「始祖」の存在があるからであるが、フリッツ王が「壁内に干渉すれば、壁の巨人を起こし、世界を巨人で踏みつぶし滅ぼす」旨を言い残しているためである。

よって、壁内の人類は、マーレのみならず、世界中から、巨人になる化け物であり、世界を滅ぼしかねない悪魔と恐れられていました。

エレン達は、この事実を知り、自分たちが相手にしているのは、巨人よりもさらに大きな「世界」そのものであることが明らかになります。

 

エルディア人の過去

エルディア人=ユミルの民…という認識で良いが、この民族の「ユミル」という女性が最初に巨人の力を手に入れた。ユミルは巨人の力を使い、世界を豊かにしたが、その一方で、他民族を支配するようになりました。

後に、「エルディア帝国」を築き発展したが、巨人の力の乱用により、エルディア帝国と巨人になれるこの民族は、世界を敵に回すことになります。

その後、エルディア帝国は、内部工作によりエルディア内に内戦を引き起こしたマーレに敗れることで、今度は逆にエルディア人がマーレに支配され、フリッツ王と一部のエルディア人はパラディ島に逃れたが、取り残されたエルディア人は、マーレに支配され収容区に閉じ込められました。

 

また、巨人になれる民族は「ユミルの民」だけであるため、巨人の力をマーレの戦争に利用されてしまいます。

すなわち、強制的に巨人にされ、他国の兵士を喰わせるなどの使い方をされました。

このことにより、巨人の力は、さらに世界に恐れられ、被害に遭った国々から、この巨人化する民族自体が憎まれることになった…。

 

マーレの存在が明らかに

グリシャの手記により、グリシャは大陸のマーレからやってきたエルディア人であることが明らかになります。

それと同時に、マーレという国が、島の外の海を越えた大陸に存在することが明らかになった。

グリシャの記憶から、大陸のエルディア人はマーレにより支配されていることを知る。また、マーレがパラディ島に侵略しようとしていることが判明しました。

 

マーレ人とは!?

過去にエルディアに支配されていたが、巨人の力を奪うことで大国となった国。

現在は、軍事技術の進歩により、巨人の戦術的価値が失われつつある状況に直面しており、この難局を打破するために、「始祖」の奪還とパラディ島の征服を目論んでいます。

マーレ人が支配しているように見えるが、実際は…。

 

まとめ

地下室の謎が明らかになることで、これまであった多くの謎が解明されることとなります。

そして、この謎をしった壁内の人類が、どのような選択をしていくのかが、今後の焦点となる。

また、グリシャの記憶を辿った後、マーレ編に続くので、物語後半を理解するためにも重要な箇所ですね。