今回は、不戦の契りについて詳しく解説していきます。
不戦の契りとは、145代目のフリッツ王が作ったものですが、フリッツ王の目的とはなんでしょうか。
そこで、不戦の契りを作った目的やフリッツ王についてまとめましたので、参考にしてみてください。
不戦の契りってなんなの??
シファ(進撃の巨人ファン)@ユッ家族 さんから、原作とアニメの始祖の巨人の下で跪いている巨人の向きが逆になっているととの情報をもらいました。
たしかに、始祖の巨人は同じですが、その下にいる巨人は向きも下についている手も逆になっています。
これはアニメは設定が違うということか? pic.twitter.com/fayP07ZEDj— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) April 4, 2017
レイス家が、『すべての巨人を操ることのできる』始祖の巨人の力を、行使しないことを、始祖の巨人と約束した」こととなります。
このことは、89話「会議」の中で、グリシャとクルーガーの会話の中で語られていますが、クルーガーはこの考えを全面的に否定しており、次のようにグリシャに対して言っています。
『エルディアが再び世界を焼くというのなら我々は滅ぶべくして滅ぶ』『我から「始祖の巨人」を奪おうとしても無駄だ』『我は「始祖の巨人」と「不戦の契り」を交わした』145代目王は大陸の王家にそう言い残し壁の門を閉ざした~中略~壁の王は民から記憶を奪い 壁の外の人類は滅んだと思い込ませた 無垢に仕立てた民に囲ませ そこを楽園だとほざいている 「不戦の契り」が何なのかはわからないが…もはや民を守らぬ王は王ではない フリッツの名は名乗っていないだろうが必ず見つけ出して 臆した王から「始祖の巨人」を取り上げろ それが俺たちの使命だ
「進撃の巨人」22巻89話「会議」より
グリシャはその言葉に乗っ取って、使命を果たし、「始祖の巨人」を奪い、エレンに託します。
かくして、「始祖の巨人」は「不戦の契り」にしばられたフリッツ家から奪われることとなりました。
不戦の契りは誰が作ったの??
「不戦の契り」って9条の「戦争の放棄」となんか似てる pic.twitter.com/sU7PQv2ZId
— ちんたん (@chintan_PMB) June 4, 2018
145代目フリッツ王は、パラディ島の壁の中に閉じこもるとき、この「不戦の契り」を交わしたことを大陸の王家に言い残したとされています。
本当の王家はレイス家であり
現在の王家はただの操り人形である。
そして真の王はヒストリア(クリスタ)の父ロッド・レイスらしい。 pic.twitter.com/5T8Ne0fcP3— 進撃の巨人トリビア (@shingekitoribia) April 6, 2016
なぜ、そんなことをしたのかは分からないが、66話「願い」のロッド・レイスによるとこの壁の世界を創った初代レイスの王は人類が巨人に支配される世界を望み、それこそが真の平和だと信じている、と語られています。
代々「始祖の巨人」を引き継いだレイス家は、人によっては、その運命にあらがおうとしますが、やはり、「不戦の契り」に囚われて、破ることができないでいました。
145代フリッツ王とは??
そしてフリッツ王までイケオジに描きすぎ問題について pic.twitter.com/zKS7Jgildq
— みける@杜王町なう (@gonkitamura3) April 27, 2018
まず、フリッツ王家とは約100年前まで世界を支配していたエルディア帝国の王家です。
フリッツ王家は、始祖の巨人の力を以って帝国を納めていました。
しかし、145代目のフリッツ王は、戦うことを拒みその役割を放棄します。
その際に、パラディ島に一部のエルディア人を連れて逃げ込み、3重の壁を築き、そこで束の間の平和を享受することになります。
不戦の契りの対策とは!?
【進撃の巨人】
※正直に回答お願いします。
あなたは訓練兵です。。
これからの憲兵団か調査兵団かの選択をしなければなりません。
①巨人駆逐の為、調査兵団に行く人RT
②迷わず憲兵団に行く人、お気に入り
pic.twitter.com/e27TEtFcws— マンガ天国@そこいらのbotとは違うぜょ (@mannga_tenngoku) February 2, 2014
「始祖の巨人」の力を行使することを前提として対策をとるならば、以下の条件が必要です。
- 王家の血を引く者以外が、「始祖の巨人」を継承する。
- 1の条件を満たした「始祖の巨人」を継承したものが、王家の血を引く者を喰う。
- もしくは、王家の血を引く者と物理的接触をした状態になる。
1は確定と考えてよいのですが、2は推測となります。
それは、物語上で、2は未だ誰も達成していないからです。
エレンがヒストリアかジークを喰うか、エレンがヒストリアかジークと接触をすることで、「不戦の契り」に対抗することができる可能性があります。
付け加えるならば、接触では対策になりえない可能性が高い(対策になりうるのであれば、エレンとヒストリアで実験可能な為)です。
それであれば、エレンが二人のうちいずれかを喰うことが考えられます。
また、ジークはエレンと会うことで「始祖の巨人」の力が発揮できるような言いようをしており、ジークが何か謎をとくカギを握っている可能性があります。
始祖の巨人の力は誰が使えるの??
始祖の巨人発動シーンの原作とアニメの比較 #shingeki pic.twitter.com/xNhXVzGcVq
— ブラすけ@日高里菜 (@Mr_vIaskes) June 17, 2017
「始祖の巨人」がその真価を発する条件は、王家の血をひくものがその力を宿すこと(要は、王家の血をひくものが、始祖の巨人を継承すること)です。そのため、他の者が「始祖の巨人」を継承しても、巨人を操ったり、エルディア人の記憶を操作したりする力は使えないと考えられます。
また、王家の血をひくものは「不戦の契り」により145代目フリッツ王の思想に縛られ、その能力を使うことができません。
現在は、フリーダから「始祖の巨人」を奪ったグリシャからエレンがその力を継承していますが、王家の血をひいていない為、エレンもその力を使うことができません。
つまり、現状「始祖の巨人」の力を使えるものはいないということになります。
しかし、50話「叫び」で、一度、エレンがその力の片鱗を見せたシーンがあります。
その時、エレンはグーパンチで巨人の手のひらにペチンしており、その結果ライナー、ベルトルト、ユミルに「ビリビリ」と電気が流れたような反応があります。
同時に、無垢の巨人がエレンが殴った巨人を攻撃する現象が起こりました。
このことで、ライナーはエレンに「座標」がわたってしまったことを確信しますが、(そして、それが巨人を操る力であることを読者に推測させましたが)この時点では、その要件が明らかになっていません。
後に、エレンはグリシャの記憶をたどることで、ペチンした巨人(エレンの母を喰った巨人)の正体がグリシャの前妻であり、王家の血を引くダイナが巨人化した姿であったことを知ります。
その結果、エレンは「始祖の巨人」を持った自分が王家の血を引くもの(ヒストリア)を喰うことで、「始祖の巨人」の力を使うことができるようになるのではと思います。
現時点では、王家の血をひく、エレンの腹違いの兄・ジークと合流したことで、エレンがどのように始祖の巨人の力を発揮していく事になるかが注目されます。
座標の力とは??
以前の考察を読み返していて「座標≠叫びの力」を見てむっちゃ懐かしかった(笑)あの頃の考察も熱かった!今となれば「叫びの力」は「王家血統+9つの巨人」であり、「座標」は「王家血統+始祖の巨人」ということになるのかなと。
次に来る「ビリ!」はエレンとジークの共同作業かな!(^^) pic.twitter.com/zEHeNe58Wy— アース(進撃の考察管理人) (@singekinb) February 19, 2018
「巨人を操る力」と捉えるのが現時点で良いかと思います。
言い換えると、「始祖の巨人の真価」イコール「すべての巨人を操ることのできる力」ということになります。
しかしながら「座標」という言葉は、「ある点が存在する位置を数字で示したもの」という意味があり、これを「始祖の巨人の力」とイコールにしてしまうことに違和感を覚えるのも事実です。
また、獣の巨人であるジークも自分の髄液を注射して生み出した巨人であれば自由に操ることができること(王家の血をひくダイナの子どもであることが理由であると考えられている。)や女型の巨人が他の巨人を引き連れたり、自分を喰わせることができたりと、必ずしも、始祖の巨人を継承していなくても巨人を操ることができるなど
現在も、なお完全に解明されていない謎の一つですので、今後も「座標」という言葉の謎がどのように明かされていくかが、注目されます。
それとも、単純に「座標の力=始祖の巨人の力」という解釈で良いのかも気になるところです。
まとめ
今回、「不戦の契り」をテーマに考察をしていきましたが、この言葉の意味は冒頭で挙げた解釈で良いかと思います。
ただ、145代目フリッツ王がなぜこんな面倒なことをしたのかが、釈然としない部分もあります。
壁の中に閉じこもって自分だけのユートピアを作りたいのなら、「始祖の巨人」の力を行使して、本当に一部のエルディア人を除いた世界の全人類を滅ぼして、そのあとに、壁の中で暮らせばよい気もしますし、エルディア人が滅びることを望んでいるのであれば、それを実行する力もある気がします。
いずれにしても、最終的な謎の解明は、まだまだ先のことになりそうなので、随時、新しい情報をチェックして、判断材料を増やしていきたいです。