BLEACH

【ブリーチ】黒崎一護の虚化と完全虚化の違いとは!?

この記事ではBLEACHの主人公である黒崎一護の虚化について詳しくまとめています。

死神であるはずの彼が、どうして虚化を行うことが可能なのでしょうか。

そんな疑問に答えるために3つのことに焦点をあてて解説していきます。

  • 虚化について
  • 完全虚化について&必殺技
  • 内なる虚について

など黒崎一護の虚化について詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただいたら幸いです。

 

黒崎一護の虚化について

朽木ルキアから力を得て、死神になったはずの黒崎一護。

しかし物語が進んでいくと、彼の父親である黒崎一心が死神であり、かつて護廷十三隊の10番隊隊長を務めていたことが判明します。

またそれだけでなく、母親である黒崎真咲が滅却師であることも明かされました。

虚化は、両親のどちらから遺伝したものか、気になるところですよね。

浅打を手に入れる前、すなわち二枚屋王悦によって斬魄刀を打ち直される前、体内に宿る、浅打に酷似した虚の力を斬魄刀のように一護は使用していました。

虚の力は真咲からの遺伝だと推測できるので、虚化もそうである可能性が高いです。

母親から受け継がれた虚化の力。

最初は制御することはできませんでしたが、一護が意識して使用しなくても、勝手に発動して何度もピンチを救ってきました。

阿散井恋次&更木剣八戦では、懐に虚の仮面が入っていたことで致命傷を避け、朽木白哉戦では、敗勢であった戦局を、無意識に発動した虚化によって切り抜けました。

能力発動時は、一護の顔が虚の仮面で覆われ、戦闘能力が飛躍的に向上します。

またアニメにおいては、眼球の色は黒、瞳の色は黄色へと変化します。

仮面の軍勢(ヴァイザード)と訓練を行うことで、自分の意志によって虚化を行えるようになり、その持続時間も伸びていきました。

藍染との最終決戦で最後の月牙天衝を使用し、死神の力を失った一護。

そのあと死神代行消失篇において、死神を力を取り戻しますが、それ以降は虚化を行うことはありませんでした。

 

黒崎一護完全虚化とは!?

基本的に虚化の状態では、黒崎一護に自我が存在しています。

しかし完全虚化の場合は、仲間の呼びかけにも応じず、理性を失っている様子です。

完全虚化はウルキオラ戦で発動しました。

2段階目の刀剣解放を行ったウルキオラにより、胸に孔を開けられた一護。

井上織姫の声に反応したのか、死亡したと思われていた一護は、髪は伸び、肌は白くなり、顔からは角が生え、虚化時と比べて模様が増えた仮面をつけて、胸に穴が空いたまま立ち上がります。

虚化時よりも虚に近づいた姿となっており、その姿のままウルキオラへ攻撃を仕掛けます。

最終的にはウルキオラの体と内臓を吹き飛ばしたことで、戦いに勝利しました。

その後、完全虚化は解除されますが、超速再生によって胸の穴が塞がり、理性のある一護が蘇りました。

通常の虚化では太刀打ちできなかった、2段階目の刀剣解放をしたウルキオラに勝利したので、虚化時から戦闘能力が大幅に上昇していることが推測できますね。

また、通常の虚化時には使用していなかった必殺技も、ウルキオラ戦では披露しています。

 

完全虚化の必殺技

死神である黒崎一護ですが、完全虚化すると、以下のような虚が使用する必殺技を扱えるようになります。



虚閃

完全虚化時には角が生えている一護。

その角から虚閃を放つことが可能です。

ウルキオラが放った黒虚閃(セロ・オスキュラス)を消し去ったことから、絶大な威力を誇ることが分かりますね。

また通常の虚化時において、月牙天衝で黒虚閃に対抗できなかったことからは、虚閃は虚化時の月牙天衝を上回る威力であると推測できます。

虚閃はメノスグランデ以上の虚なら使用可能ですが、もう一ランク上の虚閃として、王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)があります。

これは十刃のみが使える技であり、ノーマル虚閃よりも威力が上昇しています。

完全虚化状態の一護でさえ、王虚の閃光は使えませんが、のちに真の卍解を習得してからは使用可能となりました。

 


響転

虚版の瞬歩といえます。

完全虚化の一護はウルキオラ戦で使用しました。

死神が使う瞬歩と似ているため、見分けがつかないのでは、と思う方もいるでしょうが、瞬歩を感知する、ウルキオラの探査神経(ペスキス)をかわしたことから、響転(ソニード)であることが分かりました。

探査神経をかわし、その後の戦況を優位に進めたので、必殺技の一つといえるでしょう。

十刃における響転の達人は、第7十刃のゾマリです。

単純に移動スピードが速いことはもちろんですが、オリジナルのステップを行うことで、分身を作り出すことが可能です。

朽木白哉戦で使用しましたが、最終的には敗れました。

 

黒崎一護の内なる虚とは!?


滅却師である黒崎真咲より受け継いだ虚の力。

それが黒崎一護の精神世界に存在し、人間(死神)の姿をしています。

基本的に外見は一護とよく似ていますが、色に関しては違いがありました。

死覇装や斬魄刀の色が、一護は黒色なのに対し、内なる虚は白色となっていたのです。

また内なる虚は舌が青く、髪の毛は白いです。

性格は真反対であり、正義を重んじ、極力戦いや殺しを避ける一護に対して、不義に抵抗を感じず、戦いを好む内なる虚となっています。

二人の間に戦闘能力の差は存在しないはずですが、好戦的な性格のためか、内なる虚は一護よりも戦いのセンスがある体で描かれていました。

初めて登場したのは、一護が更木剣八との戦いにおいてピンチに陥った時。

斬月の所有者にふさわしくないのでは、と考えた内なる虚が、一護の体を乗っ取ろうと行動を起こしたのです。

これ以降、一護がピンチに陥った時に、体を乗っ取って代わりに戦闘を行う、ということが何度かありましたが、虚化をマスターすることで、身体を乗っ取られるということはなくなりました。

また精神世界に存在する内なる虚は、アニメにおいては白一護という名前です。

 

白一護の正体

他の死神とは色々と異なる黒崎一護。

その最たる違いともいえるのは、精神世界において、斬魄刀の具象化だけでなく、白一護が存在することでしょう。

しかし、この白一護こそが真の斬月なのです。

一護が「斬月のオッサン」と呼んでおり、斬魄刀の具現化した存在だと思っていたのは、母親である黒崎真咲から受け継いだ、滅却師の力を持った存在でした。

真の斬月が他の死神の斬魄刀と違うのは、虚の力を取り込んでいることです。

この力も真咲から受け継いだものです。

また千年血戦篇において、星十字騎士団であるキルゲが、他の死神と同じように一護の斬魄刀を奪えなかった理由はここにあるでしょう。

滅却師にとって猛毒ともいえる虚の力が、斬月には含まれていたために、奪略に失敗したのです。

 

黒崎一護は最終的にどうなった!?

出自の秘密を知らなかった黒崎一護。

父親・黒崎一心より真実を明かされた一護は、零番隊の二枚屋王悦に斬魄刀を打ち直してもらいます。

これは二刀流であり、短い方の刀は滅却師の力、長い方の刀は虚の力を有しています。

真の斬月を入手した一護は、滅却師との戦いに臨み、最終的には滅却師のリーダーであるユーハバッハを打ち取りました。

その後、井上織姫と結婚し子供をもうけていますが、その子供も死神・滅却師・虚の力を有しているのではと推測できますね。

 

まとめ

今回は黒崎一護の虚化・白一護の正体などを中心にお伝えしてきました。

他の死神と違って、母親から受け継いだ虚の力により、斬魄刀を形成していたとは驚きですね。

しかし、精神世界に二人いたことを考えると、他の死神とは違う存在であると、かなりの序盤でも気付けたのかもしれません。

また、一護と織姫の間に生まれた子供が、死神だけでなく、滅却師と虚の力も受け継いでいるのかどうか、とても興味深い問題ですね。

いつの日か、アニメオリジナルや小説で描かれることを期待しておきましょう。