進撃の巨人

【進撃の巨人】 エルヴィンの壮絶な過去やキャラについて詳しくまとめてみた!

この記事では、エルヴィンの過去についてまとめています。

エルヴィンは調査兵団の団長で、物語の中でも重要な役割をしています。

この記事を読むことで、エルヴィンについて詳しくなることができます。

では、エルヴィンについてまとめているので、ぜひご覧ください。

 

ルヴィン・スミス

  • 身長:188㎝
  • 体重:92㎏
  • 誕生日:10月14日
  • 出身地:不明
  • 声優:小野大輔

 

エルヴィン性格

調査兵団第13代団長。

エルヴィンは、非常に思慮深い性格で、その言動には意味深なものが多いです。

人類の前身のためであれば仲間の命はおろか自分の命をも厭わない非情な覚悟を持っています。

また、壁外調査では長距離索敵陣形を考案することで、兵士の壁外調査での死亡率を劇的に改善させました。

その一方で、巨人の正体が判明した際には笑みを浮かべ変人じみた一面を見せます。

この一面は彼の過去の出来事の影響を大きく受けており、彼の行動原理ともなっています。

 

エルヴィンの過去

エルヴィンは幼いころ、父を亡くしています。

その原因となったのは、彼に浮かんだ疑問であり、それを父に質問したことに始まりました。

教員をしていた父の教室で、生徒の一人として授業を受けていた彼は人類の歴史を学んでいる際にある疑問が浮かびました。

それは、「なぜ、壁外の人類が滅んだと分かるのか…?」です。

この質問に、父はまともに答えず授業は勧められたが、家に帰った後、その疑問に答えました。

それは、「王政の配布する歴史書には矛盾があり~中略~人類は記憶を改ざんされた可能性がある」…彼は、なぜ父があえて教室ではなく自宅で答えたかを察することができず、この仮説を他人に話してしまい、それを憲兵に見つかったことで、父は帰らぬ人となってしまったのです。

このことがきっかけで、エルヴィンは父の仮説を証明するために生きるようになります。

 

エルヴィンの父は中央憲兵団に殺されたのはなぜか??

憲兵は、常日頃から王の統治を脅かす種の火消しを行っており、空を飛ぶ技術を考えたもの、銃を開発したものなどを秘密裏に殺害していました。

エルヴィンの父も彼らと同じように、王政の秘密に近づきすぎてしまったために、王にとって不都合な存在となり、事故に見せかけて殺されてしまいました。

エルヴィンは意図せぬ密告により自らの父を死に追いやってしまったことになります。

 

エルヴィンの同期は??

編で、同乗しており訓練生時代の同期であることが確認できるのは、憲兵団師団長のナイル・ドークである。

調査兵団と憲兵団は、その行動目的の違いから対立することが多いが、ナイル・ドークとは若かりし頃からの気心知れた関係であることが伺われます。

 

エルヴィンとリヴァイの出会いとは!?


本編では、詳しく語られていないが、エルヴィンは王都のゴロツキとして有名であったリヴァイを調査兵団にスカウトし入団させています。

詳細は、リヴァイを主人公にしたスピンオフ「悔いなき選択」で語られていますが、ここでは、舞台はウォールマリア陥落の一年前で、リヴァイの調査兵団入団時期がこのころであったことが分かります。

また、リヴァイは当初エルヴィンを殺そうとしていたことや、現在リヴァイがエルヴィンを信じて判断に従う経緯が描かれており、リヴァイのファンにとって必見のスピンオフとなります。

 

エルヴィンがハンジに団長を任せた理由

場面は、憲兵団が調査兵団を解体しようとしているシーン。

エレンとヒストリアを奪ったうえ、殺人の容疑を調査兵団へ被せて、エルヴィンに王都へ出頭命令が下されました。

その際に、ハンジに次期団長になることを命じています。

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エルヴィンがハンジに団長を任せた理由としては、いよいよ自分が死ぬ可能性が高まってきたことが関係していると思います。

また、ハンジを選んだ理由としては、残された調査兵団の中で、洞察力、統率力の優れたハンジが適任だからと考えたからでしょう。

 

エルヴィンの作戦により「女型の巨人」捕獲に成功

エレンを率いた壁外調査に失敗した調査兵団は、王都に召集されると同時にエレンの引き渡しを言い渡されていました。

その危機を打開するために立案された「女型の巨人」捕獲作戦は、エレンが憲兵団により王都に護送される際に、目標である「女型の巨人」の正体をおびきよせ、可能であれば地下で巨人化させることなく捕獲することを目的とした作戦です。

結果としては、地下へ引きずり込むことはできなかったものの、「女型の巨人」の正体を暴き、巨人化した「女型の巨人」と戦闘した末、勝利し、捕獲に成功。

また、この作戦の肝である「女型の巨人」の正体を割り出したのは、アルミンで、アニの持っていた立体起動装置や女型の巨人の行動から、アニが犯人であると推察しました。

しかし、この推察には根拠はなく、一つの賭けであったことも付け加える必要があるます。

一方、アニにとっては、巨人化する力をもつエレンの回収をしたい為、王都に引き渡された後ではそれが困難になることから、調査兵団の罠にあえて乗る必要があったと考えられ、結果、このエルヴィンの作戦が成立することになりました。

 

エルヴィン右手を失った理由

ライナー、ベルトルトによりさらわれたエレンを奪還する際、無垢の巨人の一人によってエルヴィンの右手を喰われてしまいます。

場所は建物のない平地であるなか、立体起動装置が有効に使えない環境にもかかわらず、エルヴィンはあえて巨人を引き連れて、ライナーらに巨人を群がらせ乱戦に持ち込んだうえで、その巨人の密集地帯に兵団を引き連れて突撃するというクレイジーな作戦に打って出ました。

その際に、右腕を巨人に喰われてしまうが、それでもなお、兵団に対して「進め」と叫び続けるシーンが印象的なものでした。

 

エルヴィンが調査兵団にこだわり続けた理由

エルヴィンの父は前述したとおり、人類の謎に近づきすぎてしまったため、中央憲兵によって事故に見せかけられて殺されました。

そのことがきっかけで、エルヴィンは父の仮説を証明することを人生の目標にするようになり、それを果たすため、調査兵団に入団した。よって、他の調査兵団が人類を救うために命を懸けて戦っている中、エルヴィンは自分の仮説の真偽を確かめるために戦っていることになる。

 

エルヴィンが惚れた女性より巨人を選んだ理由

エルヴィンが王都に召集される際、同行した憲兵の師団長ナイル・ドークに、同行する馬車の中での会話で、ナイル・ドークの妻・マリーにはエルヴィンも惚れていたと白状しており、それに対して、ナイルは「だがお前が選んだのは巨人じゃねぇか!?」と返しているシーンがあります。

もとは、共に調査兵団を志した仲であったが、一人は、行きつけの酒場の女に恋をし、その女性を守る人生を選び、一人は、自身の目的のために巨人を選んだという、二人の選んだそれぞれの生き方が描かれていました。

そして、なによりも、エルヴィンは仮説の真偽を確かめることを最も大切にしていることが語られたシーンでもあります。

 

エルヴィン死亡

獣の巨人の攻撃を受け、エルヴィンは死亡しました。

瀕死の状態の中、巨人化するための注射を打つことで、彼の生存が望まれたが、最終的にはリヴァイが、エルヴィンを「死なせてあげる」ことを選びました。

 

エルヴィンの名言


エルヴィンのセリフには意味深なものが多く、他の登場人物よりも一つ先を見ている印象を受けます。そんな中、主だったセリフをまとめました。


君には何が見える?敵はなんだと思う?(5巻)


20話「特別作戦班」で生け捕りにした2体の巨人が何者かに殺されたシーンで、エレンに問いかけたシーン。

この問いかけは他のリヴァイ班のメンバーにもしており、誰もその意図を理解できませんでした。

おそらく、この事件を通して、エルヴィンは敵が内部に潜り込んでいる可能性を視野に入れていました。

また、この問いかけを通して、何かに感づいているものがいないかを確認した可能性もあります。

真相は謎のままですが、エルヴィンの名シーンとも言えるでしょう。

 


これが本物の敬礼だ!心臓を捧げよ!(5巻)


21話「開門」で、調査兵団への新兵勧誘式の終わりに、調査兵団に志願した新兵たちに言ったセリフです。

 


敵には、すべてを捨て去る覚悟があったということだ(7巻)


27話「エルヴィン・スミス」にて、一時は女型の巨人をとらえたものの、女型の巨人が他の巨人に自分を喰わせることで情報を抹消させてしまったことに対して言ったセリフ。

女型の巨人は自分の本体について悟られていることを感じて、手を打ったわけだが、エルヴィンの「100人の仲間の命を切り捨てることを選んだ」行動のさらに上を行かれたことに対して発せられたセリフと考えられる。

 


命令だ。従え(7巻)


リヴァイに対してのセリフです。

女型の巨人が喰われたことを受けて、撤退を決めたが、リヴァイに対してガスと刃の補充を命じました。

リヴァイは、帰還には十分足りるガスと刃があることを述べたが、エルヴィンは「命令だ、従え」と言いました。

このシーンでは、まず、リヴァイのエルヴィンに対する信頼が見て取れるが、リヴァイは「お前の判断を信じよう」とエルヴィンに命令の理由も聞かず従っています。

このことから、エルヴィンの考えを全面的に信頼している様子が伺えますよね。

次に、その命令を下した理由だが、女型の残骸に見られる蒸気から、何かに気が付いた様子が見られます。

結論から言うと、ハンジの推論を思い出し、巨人が蒸気に紛れて消えることから、今回の女型の巨人もお同じことをして兵士に紛れているのではないかと予測し、リヴァイと女型の戦闘を見通して下した命令と判断されます。

 

まとめ

意味深な発言が多く、また、高い推察力を誇るエルヴィン。

エルヴィン本人が仮説の検証を行うことは、あと一歩で叶わなかったものの、最期の団長としての行動が、エレン達を勝利に導き、世界の真相にたどり着くことに貢献するなど重要なキャラクターでした。

役割を終えて死亡したものの、その後の人気投票では1位を獲得したことから、今後、回想シーンなどで登場することが期待されます。