ワンピース

【ワンピース】ヒルルクの最後&名言を詳しくまとめてみた!

この記事ではヒルルクについて詳しくまとめています。

特に以下の3つに焦点をあてて解説していきます。

  • ヒルルクについて
  • ヒルルクの最後について
  • ヒルルクの名言まとめ
    などヒルルクについて詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

ヒルルクについて

偉大なる航路(グランドライン)にある「ドラム王国(現在はサクラ王国と名前を変えています)」に住み医者をしていた人物です。

海賊「麦わら」モンキー・D・ルフィが率いる「麦わらの一味」の船医であるトニートニー・チョッパーの育ての親であり命の恩人でもあります。

特徴としては黒いシルクハットを被り黒い上着を羽織っています。

医者と言ってもヤブ医者であり、くれはには「お前が医者を名乗らなければただの風邪で済んだ患者が何人いたか」と言われる程にその腕前は酷い物であったようです。

かつては不治の病に冒されていた大泥棒であり盗んだ大金をつぎ込んで治療が出来る医者を探したが見つからず死を待つばかりだった事もありました。

しかし「とある島」で見た一面の桜の景色を見た事により、その感動から病は治り一命を取り留めたようで、それ以来医者となり病気に苦しむ人々を救うべくドラム王国で日々患者を診て回っていました。

しかし無免許であり独自に生成した新薬を試し、無償治療を強要し結果患者を悪化させるという事を繰り返していた為に評判はすこぶる悪かったようです。

 

ヒルルクの性格

どれだけ患者が診察を拒否しようが治療を強行し、時には子供の治療の邪魔になるからと麻酔銃で親を撃つような強引で若干暴力的な一面はありますが、根本は病に苦しむ人を救いたいという優しい心根を持った人物です。

傷付き倒れていたチョッパーが警戒心から攻撃を仕掛けた際にはそれに対して怒るどころか逆に自分が傷付けるつもりがない事を見せる為に全裸になり治療を申し出る程のお人よしです。

ヒルルクは「医者として最高の心」を持った医者であるとされています。

 

ヒルルクの声優

アニメでヒルルクの声優を担当されたのは牛山茂さんです。

主役を担当する事はあまりないようですが、アニメから映画、洋画の吹き替えなど様々な映像作品で作品を引き立てる脇役の役所を担当されている方です。

また、俳優としても活躍されている方で、その活動の場はドラマ、映画、舞台にCMと多くの作品に携わっているようです。

ワンピースでも、ヒルルク役で通常のアニメだけでなく映画にも登場しています。

 

ヒルルクの主な活躍

麦わらの一味が一味の航海士・ナミが高熱で寝込んでしまいそれを治せる医者を探してドラム王国を訪れ、そこで出会ったチョッパーとDr.くれは等の回想の中で登場しています。

かつてドラム王国は医療大国として世界に名を馳せた最先端の医者の国でした。

その国王であったワポルの悪政により、ワポルのお抱えの「イッシー20」と呼ばれる20人の医者以外は国外追放とする事を決定すると、国に居た医者達は全て国外へ追い出されてしまいました。

その中でワポル達の手を逃れたのが、ヒルルクとDr.くれはの二人の医者でした。

ある日、ヒルルクは診察(と称して無理やり患者を治療する行為)の為に町へ出た帰りに森を歩いていると、そこには人のような獣のような生き物が傷付き倒れていました。

その正体は悪魔の実である「ヒトヒトの実」を食べた事により「化け物」になった青鼻のトナカイ、トニートニー・チョッパーでした。

チョッパーは生まれつき青鼻であり、生まれた直後に親に見放され、子供でありながら群れの一番後ろをたった一人で歩いていたという生い立ちがあります。

さらに悪魔の実を食べた事によりトナカイではなくなり群れから追放され、人として人間の仲間になろうと変身しても何故か完全な人型になる事が出来ずに「雪男」や「化け物」と呼ばれ迫害され、銃撃を受けて傷付き倒れた所にヒルルクが現れたのです。

ヒルルクは傷付いたチョッパーを治療しようと近付きますが、また攻撃されると思い警戒したチョッパーはそんなヒルルクに攻撃を仕掛けます。

攻撃をうけたヒルルクは、持っていた麻酔銃を捨て来ていた衣服を全て脱ぎさると、自分に攻撃の意志がない事をチョッパーに見せる事でチョッパーを安心させようとします。

それを見たチョッパーは安心したのかその場で意識を失い、ヒルルクはそんなチョッパーを自宅に連れ帰ると治療をしました。

チョッパーが目を覚ますと、治療された自分の体があり更に近くにはパンが置かれていました。

空腹からそれを食べたチョッパーは涙を流してそれをかじり、それからヒルルクとチョッパーの二人の生活が始まります。

ヒルルクはその当時名前のなかった彼に「トニートニー・チョッパー」の名を与え、チョッパーはヒルルクを敬愛し「ドクター」と呼ぶようになりました。

二人で山を下りて人々に治療を施し、ワポルの医者狩りの追手から逃げる事を繰り返し、ある時にはその追手から逃げる為に「おとり作戦」と言ってチョッパーを囮にしてヒルルクだけ逃げた時には喧嘩もしました。

そして仲直りの証にヒルルクからチョッパーに送られたのが、チョッパーのトレードマークでもあったピンク色の帽子でした。

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しかし、ヒルルクの体は完治してはいなかった不治の病に確実に蝕まれており、自分の死期を悟ったヒルルクはチョッパーを冷たく突き放します。

目の前で信頼していた人物が死ぬという絶望を与えさせない為の行為でしたが、チョッパーはそうした一連の経緯をヒルルクがDr.くれはに話している所を盗み聞きしていました。

チョッパーの存在に気付かなかったヒルルクは、チョッパーがその話を聞いてどこかへと駆け出した後にDr.くれはにチョッパーに医者を教えてやるよう頼んでいます。

実はその頃、ドラム王国はワポルお抱えの「イッシー20」が病に倒れ、国中の患者の診察が出来ないという事態に陥っていました。

ヒルルクはそれを救う為に、危険を顧みず命懸けでワポル達の住む城に突撃しようと思っており、余命数日あるとしても恐らく城に行けば無事では済まないという事を確信してチョッパーの事をDr.くれはに頼んだものと思われます。

くれはについては「【ワンピース】Dr.くれはの活躍や名言をまとめてみた!」で詳しくまとめていますのでそちらをご覧ください。

さて、話は少しさかのぼりますが、ヒルルクがチョッパーを突き放す前、ヒルルクは「海賊」という存在についてチョッパーに語った事があります。

その時に、海賊は海を自由に航海する奴らであり、その船に掲げられたドクロマークの描かれた海賊旗は「信念の象徴」であると伝えていました。

ヒルルクとDr.くれはの話を盗み聞きしたチョッパーはそれを覚えており、図鑑にある「ドクロマーク」の描かれたキノコが万能薬だと思い込み、それを探して山に入り大怪我をしながらもそのキノコを手に入れてヒルルクの所へと帰ってきました。

「生きて」と言いながらボロボロの体でキノコを届けに来たチョッパーの優しさが嬉しかったヒルルクは、余命幾ばくであったとしてもチョッパーの優しさを無下にはできずにそのキノコで作ったスープを飲み干すと元気になった素振りを見せて、チョッパーには怪我をした体を休めるように伝えてから家を出ました。

向かったのは、「イッシー20」がいるワポルの住む城です。

しかし到着すると、「イッシー20」は全員元気であり、そこでヒルルクはワポルの策略に嵌った事に気付きましたが病人がいない事に対して安堵し涙を浮かべました。

その様子には、「イッシー20」やワポルの部下でありながらワポルの所業に納得できずにいたドルトンは驚き動揺します。

ヒルルクはその場で自爆し、絶命しています。

それから数年、一度はドラム王国は海賊によって滅び、自分達だけ真っ先に逃げ出していたワポル達は危険が去った事を確認した後に再びドラム王国に戻ってきました。

その際に麦わらの一味、そしてチョッパーはワポルと対峙し戦闘となり、その結果ワポル達を国から追い出す事に成功しています。

そしてチョッパーはルフィの誘いを受けて海賊となる決心をし、Dr.くれはの怒号から逃げるように船出する事になりました。

その時、Dr.くれはは生前のヒルルクにもう一つ頼まれ量産していた「雪に付着してピンク色に染める粉」を砲台に入れて打ち上げ、ドラム王国に降り積もる雪を見事な桜色に染め上げています。

Dr.くれはと、そしてヒルルクの想いを受け取ったチョッパーは号泣してその「桜」を眺めていました。

後にこの雪は「ヒルルクの桜」と呼ばれるようになり、ドラム王国は「サクラ王国」と名を変え新たに王に就任したドルトンはヒルルクが常に掲げていた「海賊旗」を国旗として掲げる事を決めています。

 

ヒルルクの最後は!?

「イッシー20」や国を救うためにと城に駆け付けたヒルルクは、自分が騙されたと理解し病人が居ない事にほっと安心した表情を浮かべます。

まんまと策に嵌ったヒルルクに対しワポルは高笑いしながら止めを刺そうとしますが、ヒルルクはそれを制止して「人がいつ死ぬか」という名言を残します。

それを聞いたドルトンはその言葉が胸に沁み、涙を流してヒルルクと会話を交わしました。

そんなドルトンに笑顔で返答を返したヒルルクは、持ってきていたカバンから酒を取り出すと盃に注ぐとそれを天にかざします。

笑顔でその酒を飲み込むと、酒に入っていた爆薬によりヒルルクは爆発して絶命しています。

それは、自分がチョッパーの取ってきた毒キノコで死ぬわけでも、心臓を撃ち抜かれて死ぬわけでもないという事を証明する様な最後でした。

 

ヒルルクの名言をまとめ!

 

「この世に治せねぇ病気なんてねぇのさ!おれのことを誰がどう言おうとも、おれはこの国を医者として救ってみせる!」

ワポルによってお抱えの医者以外の医者が国外追放となった後、ドラム王国は病気だと言いそれを救いたいとチョッパーに伝えています

 

「やれるさチョッパー、お前はこんなに優しいじゃねぇか・・・!」

毒キノコを万能薬と思いヒルルクの為に採ってきてくれたチョッパーの優しさに感激したヒルルクの名言です。

 

「人の命を救おうってんだ、医者はみんないい奴さ」

チョッパーに医者を教えてやって欲しいとくれはに頼み、断られた後の名言です。

くれはが受けてくれる事を確信しているかのような言葉を発しました。

 

「人はいつ死ぬと思う?心臓を銃で撃ち抜かれた時・・・違う。不治の病に侵された時・・・違う。猛毒のキノコのスープを飲んだ時・・・違う!!・・・人に忘れられた時さ・・・!」

ワポルの城の前で爆薬入りの酒を飲む前の名言です。

 

「まったく!!いい人生だった!!!」

爆薬入りの酒を飲む直前、盃を天にかざして笑いながらこの言葉を言いました。

まさに名言と言えるでしょう。

 

まとめ

今回はチョッパーの大恩人、ヒルルクについてまとめてみました。

ヤブ医者で腕も技術もないながらも人を救う事に全力であった姿には心を打たれます。

また、人がいつ死ぬのかという言葉は、今も語り継がれるワンピース屈指の名言なのではないでしょうか。

ヒルルクとくれはがいたからこそ、チョッパーの今があると考えると二人の医者は偉大であったのだと思います。