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【ワンピース】イヌアラシの戦闘能力&今後について考察してみた!

この記事ではイヌアラシについて詳しくまとめています。

特に以下の3つに焦点をあてて解説していきます。

  • イヌアラシについて
  • イヌアラシの戦闘能力&過去
  • 今後のイヌアラシについて考察!

などイヌアラシについて詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

イヌアラシについて

「ゾウ」という偉大なる航路(グランドライン)後半の海「新世界」にある幻の島の上に建国された獣人族「ミンク族」の国「モコモ公国」の王である人物です。

「ゾウ」とは島という扱いにはなっているものの、実際には昔犯した罪によって歩く事だけを許されたと自ら語った1000年以上生きている「象主」という名の巨大な象である事が分かっています。

イヌのミンク族であり、王という存在ではありますがミンク族達からは「イヌアラシ公爵」と呼ばれているようです。

大柄な体格をしており、顔は犬の様相をしておりサングラスをかけている特徴があります。

ライオンのミンク族であるシシリアンが隊長を務めるモコモ公国の戦闘部隊「銃士隊」を部下に持ち、彼らを統率しています。

モコモ公国には王が二人おり、もう一人の王の名は「ネコマムシの旦那」といいます。

イヌアラシとネコマムシはかつて大親友だった過去がありますが、とある事件をきっかけとして現在では目が合えば殺し合いをすると言われる程にその関係は険悪なものとなってしまいました。

二人は闘いをしない為の方法として、活動時間を昼間と夜に分ける事でお互いが顔を合わせる事のないようにしているそうです。

イヌアラシの活動時間は昼であり、その為「昼の王」とも言われています。

イヌアラシに従う従者たちも活動時間は昼間であり、夜の時間帯はネコマムシとネコマムシに従う従者たちの活動時間帯とされている為ネコマムシは「夜の王」と呼ばれているそうです。

イヌアラシが初登場したのは、海賊「麦わらの一味」が「ドレスローザ王国」で世界三大勢力の一つ「王下七武海」に名を連ねるドンキホーテ・ドフラミンゴと彼が率いるドフラミンゴファミリーの討伐組。

旅の途中で出会った「ワノ国」の子供・光月モモの助とその家臣であり侍の錦えもん、カン十郎の仲間を探すと共に世界三大勢力「四皇」の一人であるカイドウとの戦いを計画する上で重要人物となる元世界政府の科学者シーザー・クラウン護送組と二手に分かれて行動をしている最中の事でした。

ワノ国と深い関係にあるモコモ公国を目指していたワノ国メンバーと麦わらの一味の航海士のナミ、コックのサンジ、船医のチョッパー、音楽家のブルックは「ゾウ」のモコモ公国に到着しましたが、その前にワノ国の忍者・雷ぞうを探すカイドウの部下「旱害のジャック」がモコモ公国を襲撃し国は滅亡直前にまで追いやられていました。

カイドウが雷ぞうを追っていた理由ですが、ワノ国にかつて存在した大大名・光月おでんの家臣であった事に理由があるようです。

カイドウはワノ国の将軍・黒炭オロチと手を組みワノ国を支配していますが、ワノ国を支配するにあたって邪魔とみなされたおでんは二人の策略により20年前に処刑されています。

そしてその妻であった光月トキも時を同じくして絶命していますが、トキは「トキトキの実」という悪魔の実の能力者であり自分や他人を未来へ飛ばすという能力の持ち主でした。

トキはその力を使いおでんの家臣である「赤鞘九人男」の内の4人と息子の光月モモの助を20年後の未来へと飛ばしています。

そしてトキは絶命直前にオロチの滅びを予言するような呪いに似た辞世の言葉を遺しており、オロチは今現在もその言葉に怯えている事が分かっています。

その恐怖から逃れる為に20年前より飛ばされた雷ぞうや錦えもん、カン十郎、モモの助を探し殺そうとしており、カイドウもそれを手助けする為に雷ぞうを探していたと思われます。

20年前よりとばされた5人の内、雷ぞうだけは「ゾウ」に辿り着いていましたが、それを追ってジャックが襲撃したようです。

しかし光月一族とモコモ公国のミンク族達は古くから兄弟分であり、雷ぞうが「ゾウ」に居るにもかかわらずイヌアラシは雷ぞうは居ないと言い張り、彼を守ろうとしました。

そして他のミンク族達も同じく雷ぞうなど「ゾウ」には来ていない、知らないと言い続けます。

イヌアラシはジャックに対し話し合いでの決着を申し出ましたがジャックはそれを受け入れず、更に「雷ぞうが“居ない”のは罪だ」と理不尽な事を言い攻撃を開始しました。

イヌアラシは仕方なしにジャックと対峙しますが、その戦いは昼間のイヌアラシ、夜のネコマムシと交互に5日間も戦い続けても決着がつかなかったそうです。

ジャックについては「【ワンピース】ジャックはなぜ溺れないのか!?ジャックの悪魔の実の能力を解説!」で詳しくまとめていますのでそちらをご覧ください。

5日目に膠着状態が続いた事で我慢が出来なくなったのか、ジャックは毒ガス兵器による攻撃を仕掛けた事によりイヌアラシ達ミンク族は大きなダメージを負い、イヌアラシとネコマムシは磔にされ拷問を受けた結果イヌアラシは左足を切り落とされてしまいました。

しかしそれでも誰も雷ぞうの居場所を口に出す者はいなかったようです。

その頃、ドレスローザではドフラミンゴ討伐を企てていた討伐組、船長のルフィ、剣士のゾロ、船大工のフランキー、考古学者のロビン、そして錦えもんとカン十郎の活躍によりドフラミンゴは倒されました。

ドルフラミンゴの悪行が公となった事により王下七武海の称号を剥奪された上に監獄へ護送される事となりましたが、それを知ったジャックはカイドウが取引していた兵器の密輸相手であったドフラミンゴの奪還のために数名の部下を残して「ゾウ」を離れています。

そしてその直後、サンジ達が「ゾウ」に到着しその惨状を見て残っていたジャックの部下を倒した後にミンク族を治療し彼らを助けました。

送れてルフィ達も「ゾウ」に到着し、その話を聞かされています。

意識を取り戻したイヌアラシはルフィ達を「ゾウ」にある「くじらの森」に案内すると、そこにあった「ロードポーネグリフ(偉大なる航路最終地点「ラフテル」への道しるべ)」を見せると共にラフテルへの辿り着き方などをルフィ達に教えました。

その後、錦えもん達に再会すると雷ぞうが無事である事を伝えており、雷ぞうが居ないと思っていた麦わらの一味はその事実に驚愕しました。

命を落とす状況になっても仲間を守り抜くその心意気を知ったルフィは彼らを心底気に入ったようです。

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その後、モモの助の一言によっていがみ合っていたイヌアラシとネコマムシは休戦協定を結び、二人は昔のような仲の良さを取り戻したようでした。

ワノ国でカイドウ討伐を掲げた彼らは「忍者海賊ミンク侍同盟」を結び、ワノ国を目指して行動を開始しました。

先行して錦えもんやゾロ達がワノ国へ侵入しましたが、それに少し遅れてイヌアラシもワノ国に潜入成功しているようです。

その際には幼い少女さえ瀕死にさせたカイドウへの怒りを募らせる様子が伺えました。

 

イヌアラシの性格

非常に冷静で懐の深い性格であり、モコモ公国を襲撃に来たジャックとの闘いを避けるべく話し合いを申し出た事からも思慮深さが伺えます。

仲間に対しても情の厚さを感じられる事がとても多く、その為ミンク族達からは慕われているようです。

また、犬のミンク族である為に骨に対しては目がなく、ブルックを見て「なんてうまそうな客人だ」と涎を垂らす姿もあり可愛らしい一面もある事が分かります。

 

イヌアラシの戦闘能力

「生まれながらの戦士」とも言われる程に戦闘能力が高いミンク族の中でも際立った実力を持つ人物である様です。

ミンク族特有の能力である「エレクトロ」(電撃を纏い攻撃をする戦闘方法)を扱う事もでき、またサーベルを使った剣術も得意であるとされています。

悪魔の実の能力で象に獣化したジャックの攻撃を片手で受け止め、互角にやり合った程の戦闘能力を持っています。

 

イヌアラシの過去は!?

今でこそ険悪な仲であるネコマムシとまだ親友であった子供の頃、イヌアラシとネコマムシは何かしらのトラブルによってワノ国へ漂流した過去があります。

鎖国国家(他国との交流を一切断った独立国家)であったワノ国ではミンク族という存在は知られておらず、二人は喋る動物という異形の者として恐れられ迫害されました。

差別され続ける状況の中で二人を救ったのは、ワノ国の大名であり光月家の当主でもあった光月おでん。

おでんは鎖国という現状自体に疑問を抱いていた人物であり外の世界に興味を抱いていた為、イヌアラシとネコマムシを見ても恐れる事は一切せず、逆に二人を保護し自分の付き人にしています。

おでんはワノ国を飛び出し、世界最強の海賊と呼ばれた「白ひげ」エドワード・ニューゲートが率いる白ひげ海賊団の船に乗って後悔した事もあり、イヌアラシ達もそれに従って海へ出た事もあります。

白ひげ海賊団に関しては「【ワンピース】白ひげ海賊団のメンバーの悪魔の実や強さについてまとめてみた!」で詳しくまとめていますのでそちらをご覧ください。

そして、偉大なる航路を初めてにして唯一制覇した事で海賊王と呼ばれるようになったゴール・D・ロジャーが偉大なる航路の最終地点「ラフテル」に辿り着いたその航海をおでんもロジャーの誘いを受けて共にしています。

イヌアラシ、ネコマムシもラフテルにこそ共に辿り着いてはいないもののおでんと共にロジャー海賊団と一緒に航海に出ており、そこでは当時ロジャー海賊団で見習いをしていた現在「四皇」の一人でもある「赤髪のシャンクス」と知り合いになったそうです。

その後は、おでんの元を離れて「ゾウ」へ戻ったそうですが、その時は瀕死の重傷を負っていたとされています。

ワノ国ではカイドウと現在ワノ国の将軍である黒炭オロチによっておでんは処刑されたそうですが、瀕死の状態となっていた原因はその事に関係があるのではないかと考えられています。

 

今後のイヌアラシについて考察してみた!

現在ワノ国に潜入しているものの、その後の行動が分かっていないイヌアラシですが、今後はカイドウやその部下、そしてオロチとの戦闘に介入してくるものと思われます。

左足を失っている為通常の戦闘能力は落ちている状態ではありますが、今後「月の獅子(スーロン)」化(月を見る事で野生の本能を呼び覚まし戦闘能力を格段に上げる形態変化の事。

訓練する事で制御する事が出来ますが、訓練していないミンク族が「月の獅子」に変身すると見境なしに暴れまわり挙句死に至る両刃の能力であるようです)する事も考えられます。

イヌアラシはサングラスをしていますが、それは誤って月を見ない為とも考えられており、ミンク族の中でも秀でた戦闘能力を持つイヌアラシが「月の獅子」に変身するとその能力はかなりのものとなるのではないでしょうか。

カイドウとはルフィが戦うと思われますが、カイドウの部下、特にモコモ公国を壊滅させたジャックに対してはイヌアラシが戦闘に出る事もあると考えられます。

 

まとめ

今回はミンク族の王、イヌアラシについて詳しくまとめました。

自分以外の誰かの為に怒ったりできる優しい人物でもあり、カイドウやオロチに苦しめられるワノ国の現状にも怒りを覚えているようです。

そこからワノ国を解放する為にルフィたちと共に戦うようですが、今後の活躍に期待したいと思います。