進撃の巨人

【進撃の巨人】ベルトルトの正体は超大型巨人!ベルトルトの本性や目的とは!?

ベルトルト・フーバーとは進撃の巨人に登場する超大型巨人でもあったベルトルト・フーバーですが、今回は彼のプロフィールからエピソードについて探っていきましょう。

ベルトルト・フーバーのプロフィール

  • 身長:192㎝
  • 体重:81㎏
  • 出身:ウォールマリア南東の山奥の村(※実際はマーレ内レベリオ収容区)
  • 所属:調査兵団(※実際は、マーレの戦士)

 

ベルトルトは寝相の悪さで天気が分かる!?

彼は寝相が悪いことで、同期訓練生たちに知られていました。

尋常ではないその寝相の悪さから、その寝姿で天気が占われるというエピソードがあります。(97話「手から手へ」)

物語序盤でもそのことが書かれています。設定の意図としては、48話「誰か」でジャンから「あんなことをした加害者が…被害者たちの前で…よくぐっすり眠れたもんだな」と言い放たれるシーンがあり、そこの為に用意された個性と考えられます。

それとも、今後の展開で他に意図が語られるのでしょうか…。

 

ベルトルトはアニのことが好き!?

この設定も今後、他に意図が語られるかもしれませんが、現状は、あまり大きな意味を感じません。

意図を読み取るとしたら、ライナーと「後先短い殺人鬼の恋心」の気持ちを共有しているというメッセージがあるということでしょうか。

いずれにしても、ベルトルさんがなぜアニのことを好きになったのかは現状分かっていません。

しかし、ライナーに「見すぎだ」と指摘されるほど、露骨にアニのことを見ており、ベルトルさんの気持ちは外に駄々洩れだったようです。

ちなみに、21話「開門」で、ベルトルさんとアニの所属兵団が分かれるとき、尋常じゃないほど、見ていましたが、この時に、その視線の理由が恋心であったと読み取れた人は少ないのではないでしょうか。

 

ベルトルトは超大型巨人だった!?

42話「戦士」で、唐突に正体を明かしたライナーとベルトルト。

エレンをつれて故郷に帰ることを決め、エレンの目の前で巨人化することで超大型巨人であることをバラしました。

 

ベルトルトの本当の目的とは!?

ライナーの腰巾着と言われた哀れなベルトルトですが、彼の本当の目的とは何だったのでしょう??

分かっている部分としては、マーレの戦士として、始祖の巨人を奪還することが目的でしたが、それはあくまで「仕事」としての目的です

彼自身の本当の目的は、現在死亡してしまったため、そのまま明かされていませんが、何か他にあったのかもしれませんよね。

 

彼の意図を読み取る際に注目したいセリフとしては、16話「必要」でエレンとアルミンが、ライナーとベルトルトと兵士になった理由を語り合った場面で「体を動かすのは得意だから…憲兵団の特権階級狙いで兵士を選んだ それが駄目だったら全部放棄するかもしれない…」というシーンがあります。

これは、自身の正体を偽るためのウソともとれる発言ですが、「体を動かすのは得意だから…名誉マーレ人になるために戦士を選んだ…」とも置き換えられます。

間違っているかもしれませんが、個人的には、ベルトルトの背景が今後描かれることを期待しています。

 

ベルトルトの心境

48話「誰か」は、普段感情をあまり表に出さないベルトルさんが、胸の内を叫んだ名シーンのひとつで、発言の謎が現在も残るシーンでもあります。

自らの正体を明かし、ライナーと共にエレンをさらって故郷に逃げ帰る途中…同期達に追われながら、「裏切り者」だとか「人類の害」だとか言いたい放題言われて、苦悶の表情を浮かべたのち叫びます。

「人殺しなんかしたくない」「僕らを見つけてくれ」と言いますが、「僕らを見つけてくれ」は違和感がありますよね。

進撃の巨人は、一見よくわからないセリフも後々、謎が明かされることでその意味が明らかになっていくことが多いため、今後の展開で、謎が解明されるかもしれません。

 

「悪魔の末裔が!!」49話「突撃」

このセリフもベルトルトが、エレンをさらって逃げている一連の場面の中で出たシーンです。

かなり、強烈なインパクトを与えるとともに、「悪魔?」「末裔?」と謎が新たに出てきます。

アルミンがベルトルさんの隙を生み出すために、アニが拷問を受けているというウソの情報を伝えたことに対して、怒り余って出たセリフです。

 

最終決戦でベルトルトはアルミンの策に敗れる

ベルトルトは最終的に、すんぜんのところで、アルミンの命をかけた策により敗れます。

しかし、この戦いでは、ベルトルトはこれまでにない芯の通った意志の強さを感じさせ、超大型巨人を以ってエレン達を圧倒します。

最初に注目すべきポイントは78話「光臨」で、アルミンがベルトルトに交渉をしかけるシーンです。

アルミンはベルトルトに「話をしよう」と持ち掛けますが、ベルトルトは毅然とした態度で交渉の余地がない旨を返答します。

また、アルミンは再度アニを引き合いに出し、ベルトルトの動揺を狙いますが、ベルトルトは動じることがありませんでした。

このシーンは、ベルトルトの強さを感じることのできた場面でした。

しかも、その後ミカサと戦闘に入りましたが、巨人化していない状態で、ミカサに引けをとらない強さを見せます。

ベルトルトはあと少しで勝利となりそうでしたが、アルミンが、超大型巨人の歯(骨)の部分にアンカーを刺し抜けないようにすることで、超大型巨人の熱風でもアンカーが抜けず、且つ、自らが焙られ続け時間を稼ぐことで、ベルトルトの隙を作り、そのすきにエレンがベルトルトを仕留めるという作戦に敗れました

これにより、エレンは超大型巨人からベルトルトの本体を引きずり出します。

この戦いで、アルミンはベルトルトに勝利したものの、全身やけどにより瀕死の状態となります。

この時、調査兵団の事前の作戦として、巨人化する注射を瀕死の人間に使い、敵の巨人を喰うことで、その人間を救いつつ敵の巨人を奪う、という段取りになっていました。

注射針はリヴァイが所持しており、リヴァイと合流したエレンは注射針をアルミンに使うよう言います。…が、時を同じくして、獣の巨人により死亡したと思われていたエルヴィンが、偶然生き残った調査兵団のフロックに連れられて、現場にやってきます。

同時に瀕死の状態であるアルミンとエルヴィン。

 

エレンとミカサはアルミンに注射を打つことを主張しますが、リヴァイやハンジ、フロックはエルヴィンに注射を打つべきだと言いますが、結果リヴァイは、アルミンに注射を打ちます。

 

そして、巨人化したアルミンはベルトルトを喰って、ベルトルさんは最期を迎えます。

 

まとめ

ベルトルトは、この作品の象徴的存在である「超大型巨人」の本体でした。

そのことから、巨人化したアルミンに喰われて死亡(84話「白夜」)していますが、まだ何か彼についての謎が残されています。

今後、そのあたりの詳細が詳しく解明されていく事に期待されます。

ちなみに、アルミンがベルトルさんを喰うのは、名前でネタバレがされています。

実際の事件で、ドイツ人男性、「アルミン・マイヴェス」が、殺人・食人をしたということがあり、被害者の名前が「ベルント・ブランデ」。

進撃の巨人は「別冊マガジン」という決してメジャーではない雑誌で、当時、新人の作者がデビューした作品であることを考えると、ここまで構想を練って描いていたことに感心するとともに、打ち切りにならないで人気が出て本当に良かったと思いました。