この記事では李牧について詳しくまとめています。
特に以下の3つに焦点をあてて解説していきます
- 李牧について
- 李牧の魅力や弱点は!?
- 今後の李牧について考察してみた!
など李牧について詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。
李牧について
李牧氏の声が森川さんだったので、キングダムがさり気なく声優陣豪華で観てて楽しいです。 pic.twitter.com/0gXwUZHp
— 水玉✽5/11に忍ミュ (@nonbinobi) December 22, 2012
キングダムの舞台である春秋戦国時代で秦のライバル国として政の天下統一を阻む趙。
その趙国最強の称号である三大天の一人である李牧です。
武力も去ることながら圧倒的な知力と策略を駆使して戦う最大の難敵と言えるでしょう。
李牧の最初の登場は趙北方の脅威であった20万人の匈奴軍を打ち倒した強将として登場します。
その後同じく三大天の龐煖とともに秦の怪鳥と呼ばれ恐れられたキングダムで最も愛された王騎将軍を打ち取ることに成功し、その存在感を確かなものとします。
そのように戦場での強さも勿論ですが国を超えた大局を見極め、他国を動かす行動力とカリスマ性も持ち合わせています。
その一つとして秦の勢いを恐れた李牧は楚の春申君と手を組み、秦と斎を除く五カ国と同盟を結び合従軍をつくり秦包囲網で秦を追い詰めました。
結果として失敗に終わるもののこの行動力と他国を動かすカリスマ性は李牧のキャラクターを語る上でとても分かりやすいものであると思います。
李牧の性格
李牧は一見、常に落ち着いて敬語で話す温厚な性格だけど、実は怒るとブチ切れて怒鳴り散らしたりするタイプのキャラ#李牧 pic.twitter.com/xDzmlyHMKJ
— 【ひゆう】@I ŁØνЁ 孟嘗君💓 (@X8CHNIL5A777Caw) December 24, 2017
キングダムの中ではさわやかな好青年であり、できるだけ被害の少なく済むような策を優先させるような優しさも見せる場面もあります。
またとても穏やかな物腰でありとても余裕があり大物感が漂っています。
しかし、当然優しいだけの人物ではなくどのような状況でもひるむことのないメンタルを持ち合わせた人物でもあります。
王騎将軍を倒したのちに秦の呂不韋の策により他国の宰相という立場で秦へ呼び寄せられます。
敵国の大将軍を葬った張本人がその国の中枢へ行くなど死にに行くようなものであったにもかかわらず、その場でもひるむことなく呂不韋と対等に渡り合います。
静かさと激しさをその内側に強く持った人物であると思います。
李牧の戦闘能力
明日からの米中通商協議。
不調に終われば関税率UPの予定。劉鶴副首相が妥結するかどうか。
漫画キングダムで李牧が人質を助けるために秦国に乗り込んだシーンが思い浮かぶ⚔
真面目な話、土壇場で話が180°変わるという状況を相場を通して何度も見てきたから、今回も最後までわからない(ー ー;) pic.twitter.com/aiggeLkYpT
— スキャル将軍FX専業📰 ( ・ᴗ・ )(今はデイトレメイン) (@fxvaiotank2) May 7, 2019
知略の武将という印象もとても強いのですが、個人の武人としての実力も相当なものです。
朱海平原の戦いにおいてその圧倒的な攻撃力で王翦の側近として仕えていた武将の麻鉱将軍を、奇襲ながら一撃で仕留めるなど、新三大天としては武と知を併せ持つ大将軍と言えます。
李牧と信が一騎打ちを行った際にも信は簡単に薙ぎ払われていましたね。
李牧の過去
キングダム続編で健さんの出番ないかなーと妄想中😆
知力に長けた名将李牧なんてイケメンで
いいんだけどなぁ。デカい人がいいのかなぁ。 pic.twitter.com/5QgS4bTw2O— wacca (@a_wacca) May 2, 2019
李牧の優しさの背景、できる限り死人を増やさず、安易に人を殺めないその背景には李牧の過去がしています。
李牧は若くして両親と兄弟を失っています。その怒りで逆上し、敵将に対し無謀な攻撃をしかけました。
敵将は打ち取ることができましたがその時には自らの仲間も一人残らず死んでしまっていました。
身近な人間を失うことで深く傷ついた李牧は、それを境に人の死に対して特別な感情を持つようになりました。
そのような壮絶な過去が李牧を大きな存在へと押し上げたと言えるでしょう。
李牧の魅力は!?
◼️好きな?セリフ
45巻 李牧から秦の皆様へ
「今いる秦将全員がまとめてかかってきても、この李牧の相手ではない!」…いや、むしろ、しょっちゅう出し抜かれているイメージですけど…兄さん。#キングダム pic.twitter.com/zfwEa5gsOL
— キングダムが面白すぎて困る (@ProtDemetk) December 11, 2017
李牧の魅力はそのさわやかな顔面とおだやかな人柄でおっとりしているのかと思いきや、戦場へ出たときの冷静で圧倒的な策略で相手をねじ伏せるそのギャップにあるのではないでしょうか。
そしてそのキャラクターとしての魅力もさることながら、その優れた知力と策略家としての顔が一番の魅力と感じられます。
前に述べた20万人の匈奴軍との戦いでは徹底した情報封鎖により敵国はもちろんの事、自軍にも情報が漏れないほどの徹底ぶりでした。
そのような行軍を行えるのは彼の才覚あってこそのものであると言えるでしょう。
その能力は戦場に置いて神出鬼没と恐れられており、王騎将軍を打ち取る場面でも彼の奇襲によりそのきっかけがつくられました。
その圧倒的な知力と戦術で戦場を牛耳るその存在感は彼の最大の魅力と言えます。
その魅力があったからこそ合従軍というとてつもない軍を率いて秦と戦うことができたのではないでしょうか。結果は負けてしまいましたが。。
李牧の弱点は!?
今週のキングダム
・桓騎様〜お茶飲んでる場合ちゃう。
・「貴様が仕切るな」と言いつつ自分が仕切るスタンスの王賁。
・裏目……負けるとは言ってない!
・李牧たん可愛い。
・カイネたん可愛い。
・また…弱点か………
50巻&表紙おめでとう!!#キングダム#yj20 pic.twitter.com/r9G8niEjiF— 山桃。 (@momohrak) April 21, 2018
李牧の弱点は彼自身ではなく彼のいた国、ひいては仕えていた主の趙国王にあるのではないでしょうか。
李牧が秦の大将軍である王騎将軍を倒すほどの活躍をみせ宰相にも昇進させたにもかかわらず、自らの臣下の一人である春平君が呂不韋により人質としてとられるとその敵国に李牧を向かわせてしまうのです。
春平君が趙国王の寵愛を受け大切にされていた存在であったとはいえ一臣下と宰相を比べるまでもないのですが李牧はその命を拒むことなどできません。
自分の事しか考えることのできない国王を持ってしまったことが彼の最大の弱点であったと言えるのではないでしょうか。
別の見方では趙国王は李牧の才覚をとても強く認めており恐れていたと考えられています。
そのため李牧に対して常に疑心暗鬼があったのではないでしょうか。
そしてその心が後述する李牧の最期へとつながっていきます。
実際に趙が滅亡したと言われるのは李牧が亡き後三か月後とも五か月後とも言われており、李牧の存在の大きさがうかがえます。
作中に「本当ならあなたのような王にお仕えしたかった」というセリフに彼の悔しさがにじみ出ていました。
今後の李牧について考察してみた!
明日は26時の企画会議の日につき、相棒のコンノダイチ氏から長大な議題メモが届く。現状報告と今後の企画が目白押し。我が相棒ながら何とも敵にまわしたくない男だ。肉体派かと思えば、知略に富んだ立ち回り。まさに攻守隙なし。まさに李牧! #ばけもののうた がこの男から生まれる必然を感じる。 pic.twitter.com/3yhZRWGtwQ
— 蒼馬 -ΛOMΛ- (@ssk_aoma) February 8, 2019
現在キングダムでは秦による趙国の攻略戦の真っただ中ですね。キングダムは概ね史実に基づいて作品が構成されています。
李牧が歴史上の文献に最後に登場するのは紀元前229年です。
その記述に李牧がどのような形で最期を迎えたのかという記述はありません。
そのため様々な説がある中で、最も有力だと考えられている説は自国で処刑されたというものです。
紀元前229年のこの年、秦が趙へ大軍を送り込みました。それに李牧が応戦することで秦は苦戦をしいられていますね。この戦いでは李牧の活躍により秦は退けられてしまいます。
しかし、絶対に負けることのできない秦は、趙の最重要人物の李牧を李牧の弱点である趙国王と対立させる計略を企てます。
趙国王はその策略にまんまと引っかかってしまい李牧を更迭しようとして、それを李牧が拒むことで処刑されたという説が有力となっています。
秦の最大のライバルともいえる李牧がこのような最期では作品としても李牧というキャラクターにしても切なすぎると言わざるを得ません。
そこで、李牧の最期を私なりに考察してみます。
作中にでてくる飛信隊の信の右腕である羌瘣も実は史実では紀元前229年を最期に名前が出ず亡くなったといわれています。
そこで李牧と信による一騎打ちもしくは奇襲により信が大きな苦戦を強いられる中羌瘣が信を助けて倒れ、それに奮起した信により李牧は倒されたという筋書きがマンガとして盛り上がるのではないでしょうか。
まとめ
キングダムにはとても強烈な個性をもつ愛すべきキャラクターが数多く登場します。
その中でも敵国の将でありながらもとても多くの人気を得ているキャラクターの一人が李牧でしょう。
その飄々とした立ち居振る舞いで甘いマスクをしながら、戦場に立てば列国から恐れられる武人となるその幅広さ、奥深さはとても魅力的だと言えます。
文武両道をそのまま当てはめたような完璧に近い李牧は敵ながらあっぱれというほかないのではないでしょうか。
しかし、史実に基づき作品が継続される中で彼の最期は作者の原先生のみぞ知るといったところですが、やはり彼にふさわしい最期、散り際を用意してあげていただきたいと切に願うばかりです。
そんなことは原先生が一番強く思っていると思うので愚問でしたかね。
まさに佳境を迎えている本作で遠くないうちに描かれるであろう場面ですので今後もさらに目の離せない状況になります。
ますます楽しみですね。