エヴァンゲリオン

【エヴァンゲリオン】エヴァンゲリオンのパイロットについて一覧形式でまとめてみた!

この記事ではエヴァンゲリオンのパイロットについて詳しくまとめています。

エヴァンゲリオンには零号機~八号機まで存在しています。

TV版と劇場版でも多少パイロットが違うのも一つの見どころですよね。

そこで、今回はそれぞれのエヴァンゲリオンのパイロットについて詳しくまとめました。

 

零号機とは!?

零号機が建造された当初の目的は、エヴァンゲリオンの期待能力を確認するためのテストという使い方が中心でした。

そのため零号機は機体に計測機器が設置されていて、頭部にあるメーターのようなものが特徴的になっています。

一度テスト中に暴走したために使用中止になりますが、使徒が頻繁に来襲するようになったために攻撃を行えるように改造されています。

 

零号機のパイロット「綾波レイ」について

エヴァンゲリオンで最初のパイロットに選定されたのは綾波レイです。

綾波レイは零号機とのシンクロ率が高く、初号機にも搭乗することができます。

無表情で笑顔を見せることがなく、ネルフの司令である碇ゲンドウ以外には自分から話しかけることはほとんどありません。

実は初号機パイロットになる碇シンジの母親である碇ユイのクローンであり、心は第一使徒であるリリスから受け取っているため、人間的な感情が欠落しているのです。

 

初号機とは!?

ネルフが前身であるゲヒルン時代に、ヒト型人造決戦兵器として初めて完成させたのが初号機です。

それ以前に何体もの失敗作があり、それらは地下の倉庫に廃棄されています。

初号機が優れているのは、持っている力が強過ぎているために拘束具を装着している点です。

また最大の特徴として、初代パイロットには碇シンジの母親の碇ユイが乗り込みましたが、機動実験の際にエヴァンゲリオンに取り込まれてしまいます。

そこでユイの人間としての肉体は滅びますが、その精神はエヴァンゲリオンと融合し、息子であるシンジに危険が迫ると暴走という形で助けています。

 

初号機のパイロット「碇シンジ」について

幼い頃は普通のどこにでもいる子供でしたが、母親であるユイが初号機に取り込まれてから父親であるゲンドウが変わり、育児放棄をしたために親せきの家で生活を行っています。

そこで内にこもる性格になってしまい、父親に対する強い反感も持つようになりました。

父親であるゲンドウが自分を初号機に搭乗させるだけの目的で呼び寄せたことに怒りを感じ、最初は搭乗することを拒否します。

しかし重症を負った綾波レイをパイロットとして乗せようとしたことに奮起し、全くの未経験なのにエヴァンゲリオンとシンクロして起動させることに成功します。

それからは仕方なくパイロットを行っていましたが、ネルフ本部が使徒に襲撃されたことで人を守る使命感に目覚めます。

 

弐号機について

ネルフという組織は世界規模に支部があり、弐号機はドイツ支部で建造されたものを本部で使用するために移送されて来た機体です。

基本的な性能は初号機と変わらないのですが、ネルフ本部が製造に関与していないからか多くのパイロットが操縦可能になっていて、ほとんどのオプションも装着することができるようになっています。

 

弐号機のパイロット「惣流・アスカ・ラングレー&渚カヲル」について

アスカは弐号機の専属パイロットとして、ドイツから日本にやってきた美少女です。

ドイツ人の父親と日本人のハーフであり、エヴァンゲリオンに搭乗することを生きがいにしていて、そのために天才的な能力の高さを誇っていました。

しかしシンジが頭角を表したことで焦りだし、使徒からの精神攻撃もあってシンクロできないほど能力が低下してしまいます。

その後釜として、ゼーレが直接にマルドゥック機関を通じて送り込んだパイロットが渚カヲルです。

カヲルはどんな状況下でも弐号機とシンクロすることが可能であり、研究主任である赤木リツコは疑問視していました。

その正体は使徒であり、そのために使徒の能力を元に作り上げたエヴァンゲリオンにも容易にシンクロできたというわけです。

ただゼーレの誤算はカヲル自身が自分の運命を受け入れてはいましたが、簡単には従う気が無かったということです。

そのため自ら死を求めるような行動を取り、テレビ版の最期は初号機によって握り潰されて絶命しています。

 

参号機とは!?

参号機もネルフ本部が建造しておらず、原因不明の事故で消失してしまったアメリカ支部にあった機体を、本部で使うために移送されてきました。

ところが空輸途中で使徒に乗り移られてしまい、本来の役割を果たせないまま使徒として処分されてしまいます。

 

参号機のパイロット「鈴原トウジ」について

鈴原トウジはシンジが転校してきた第三新東京市の中学校の生徒です。

最初はシンジが使徒と戦った時にその瓦礫によって妹のサクラが怪我をしたため、シンジに強い怒りを覚えていて険悪な関係でした。

ところがシンジ自身も好きでエヴァンゲリオンに搭乗していないことを知り、そこからはシンジと友達になります。

このシンジが転校してきたクラスというのは、実はエヴァンゲリオンに適合性の高い生徒ばかりを集めたクラスでした。

参号機が来たことでパイロット候補をこのクラスから選定し、その時に最も高い数値を出していたトウジが選ばれます。

妹に最高の治療を受けさせるという条件でパイロットになることを受け入れます。

ところが使徒に機体が乗っ取られてしまい、ダミーシステムでネルフ本部が初号機を操作する中でエントリープラグを破壊され、重症を負ってしまいます。

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四号機~八号機まで

四号機とは!?

参号機と同じ時期にアメリカ支部で建造された機体であり、形状は色以外は参号機とほぼ同型になっています。

ただし日本には移送されておらず、特に使用されたという形跡もありません。

Mark.04という機体が新劇場版で登場していますが、関係性については特に言及されていないため、同じ機体なのかは不明です。

 

仮設伍号機とは!?

ネルフのロシア支部で建造された機体であり、他のエヴァンゲリオンと違って足はキャタピラーになっていて、肩の部分が電車のパンタグラフの要領で外部電源を取り込むようになっています。

建造目的はロシア支部が永久凍土の中で捕獲した使徒を殲滅するためだけのものであり、そのためロシア支部の施設外では使用できなくなっています。

両腕が巨大な鉾のような形状になっていて、他の武器を持つことはできなくなっています。

 

六号機(Mark.6)とは!?

ゼーレが独自のエヴァンゲリオン技術を使って建造した機体であり、対使徒用というよりは、ゼーレが推し進めていた人類補完計画のためだけに使う目的で作られました。

パイロットは渚カヲルであり、初期の頃はカヲルがエントリープラグに搭乗して操縦していましたが、改造されてからは自立制御が可能になったため、パイロットの介在は必要なくなっています。

 

七号機とは!?

テレビ版では五号機以降は量産型で頭部が爬虫類のような形状です。

パイロットを必要とせず、エヴァンゲリオンでは特殊装備を施さなければ飛翔できませんでしたが、量産型は翼を持っているので空を飛ぶことができます。

ただし新劇場版では正規パイロットがいて操縦できる機体になっていますが、詳細については不明になっています。

 

八号機とは!?

新劇場版で登場した機体であり、ネルフの反対勢力として葛城ミサトが中心になって活動しているヴィレがネルフから奪い取った機体です。

ピンク色をしていて、機体は成層圏仕様であるαタイプと、地球上で使えるβタイプがあります。

銃器を用いた攻撃を得意にしていて、専属パイロットは真希波・マリ・イラストリアスになっています。

 

劇場版パイロット

劇場版はテレビ版とは同じパイロットであっても設定が変化していて、アスカは名前も変わっています。

シンジも死亡して肉体を再構成したような扱いになっていて、テレビ版よりも複雑になっているのは間違いありません。

 

弐号機のパイロット「真希波マリ・イラストリアス&アスカ」

マリはテレビ版では出ておらず、劇場版になって登場した女性パイロットです。

最初の専属機体は仮設五号機でしたが、その機体が使徒との闘いで使えなくなってしまったため、ロシアからネルフ本部に移って来ました。

そこでアスカと共に弐号機を操作しますが、最初はアスカが専属パイロットでした。

アスカが使徒からの精神攻撃でエヴァンゲリオンに乗れなくなったため、マリが弐号機の専属パイロットとして搭乗しています。

マリはアスカができなかった弐号機の獣化をすることができ、強敵に出会うと裏コードを発動して、背中からいくつもの制御棒のようなものを突出して獣のような動きをするようになります。

この獣化はパイロットにも影響を与えるようで、マリ自身も凶暴性を増すようになります。

 

参号機のパイロット「式波・アスカ・ラングレー」

劇場版では参号機の搭乗パイロットは志願からアスカになっていて、トウジではありません。

参号機についてはテレビ版と同じで使徒化したために初号機によって殲滅されてしまい、アスカも重症を負って機体に取り付いた使徒の精神攻撃で精神汚染をされてしまったため、しばらくはエヴァンゲリオンの搭乗者にはなれませんでした。

 

仮設伍号機のパイロット「真希波・マリ・イラストリアス」

仮設五号機の専属パイロットであり、当時はヨーロッパに赴任していた諜報員の加持リョウジとは知り合いです。

機体が壊れても使徒を殲滅することを優先する無茶な部分がありますが、高いエヴァンゲリオンの操縦技術を持っているのは確かです。

はっきりしていませんがパイロット以外にネルフ本部を探る諜報員のような役目も持っているようで、頻繁にどこかに連絡する姿があります。

原作では大学生だったゲンドウやユイと同級生であり、同性でありながらユイに恋心を抱いていて、ユイの心を奪ったゲンドウを嫌っていました。

 

六号機(Mark.6)のパイロット「渚カヲル」

ゼーレが建造したMark.6に、渚カヲルはパイロットとして登場しています。

その目的はサードインパクトを起こして人類補完計画を実現するためであり、当初は使徒であるカヲルが専属パイロットになりますが、改造されてパイロットが不用になるとカヲルは搭乗しなくなります。

シンジと交流することで少しずつ変わっていき、Mark.9ではツインエントリーシステムであったのでシンジと一緒にエントリープラグに乗り込み、使徒になってしまったMark.6の殲滅を行います。

 

まとめ

今回はエヴァンゲリオンのパイロットについて詳しくまとめました。

エヴァンゲリオンではテレビ版のパイロットは分かりやすく描かれていますが、劇場版になってマリが参加したこともあり、その人間像がとても複雑になっています。

裏話としてはシンジは当初は女性にするつもりだったのですが、そうするとパイロット全員が女性になってしまい、当時に女性中心のアニメが多かったので男性に変更されたという逸話があります。