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【ワンピース】ゲッコー・モリアの悪魔の実&モデルになった人物についてまとめてみた!

この記事ではゲッコー・モリアについて詳しくまとめています。

特に以下の3つに焦点をあて解説していきます。

  • ゲッコー・モリアについて
  • ゲッコー・モリアの悪魔の実&必殺技
  • ゲッコー・モリアのモデル

などゲッコー・モリアについて詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただいたら幸いです。

 

ゲッコー・モリアについて

ゲッコー・モリアはスリラーバーグ海賊団の船長にして世界三大勢力の一つ「王下七武海」の一人であった人物です。

偉大なる航路(グランドライン)にある「魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)」を拠点としており、巨大な船「スリラーバーグ」の主としてその海に迷い込んだ航海者を支配していました。

王下七武海に加入する前の懸賞金は3憶2000万ベリーとされています。

かつては海賊王を目指す野心とそれを実現させる程の実力を持っていると過信に満ち溢れていたようで、偉大なる航路後半の海「新世界」へと進出すると世界三大勢力の一つ「四皇」として新世界に君臨する四人の強大な海賊の一人、百獣のカイドウと渡り合う程の実力を持っていたそうです。

しかし、新世界で共に航海を続けていた仲間を全て失うという悪夢に見舞われると、生きた人間ではなく死なないゾンビに執着し、ゾンビを自らの悪魔の実の能力で作り出すとそれらを部下とする事で仲間を失う絶望を二度と味わう事のないようにしたという過去を持ちます。

島を丸ごと浮かべた巨大船スリラーバーグでは、魔の三角地帯に迷い込んだ航海者たちをスリラーバーグに誘導し、強い航海者たち(海賊など)から悪魔の実の能力を使い影を奪って死体に入れる事でゾンビ兵を増やしていました。

そこに迷い込んだのが「麦わら」と呼ばれる海賊モンキー・D・ルフィとその一味、そして以前に影を抜き取った骸骨の剣士ブルックでした。

ルフィ達は当初ブルックの影を取り返す為にモリアに戦闘を挑みましたがその過程で麦わらの一味の数名からも影を抜き取る事に成功し、それを取り返すべく向かってきたルフィ達と激しい戦闘となります。

ルフィから抜き取った影を「魔人」と呼ばれる巨人族の数倍もある巨体を持つオーズと呼ばれる生物の死体に入れる事でゾンビとして復活させました。

巨大なオーズゾンビは麦わらの一味やブルックに襲い掛かり、それでも向かってくる一味に対抗すべくオーズゾンビの中にモリア自体が入る事でオーズゾンビを操作して戦っています。

しかし、抜き取っていた影を逆に利用して取り込むことでパワーアップを果たしたルフィによってオーズごと殴り飛ばされ重傷を負いました。

それでも立ち上がったモリアは怒りと狂気により自我を失う程に能力を暴走させ、スリラーバーグ中の影を取り込み巨大化し暴れまわり麦わらの一味達に襲い掛かりましたが、ルフィの必殺技(ギア2とギア3を併用した攻撃)により自身の住処であった建物ごと殴り飛ばされると建物は倒壊しその下敷きになり倒されてしまいます。

それと同時に捕らえていた影たちも全て解放されてしまいました。

その後、部下であるアブサロムとドクトル・ホグバックの助けによって気絶したままの状態でスリラーバーグからなんとか逃げ延びています。

 

次の登場はマリンフォード頂上戦争と呼ばれる白ひげ海賊団と海軍本部との白ひげ海賊団2番隊隊長ポートガス・D・エースを巡った戦闘に王下七武海として召集され参加しました。

エースを助けるべく向かってくる白ひげ海賊団と戦っていますが、この際に白ひげ海賊団の船員リトルオーズjrの巨体を貫き瀕死の重傷を負わせたほか、白ひげ海賊団10番隊隊長であるクリエルと対等以上に交戦している様子が描かれました。

その時も自らの能力により生み出したゾンビ兵で戦いましたが、ゾンビ兵の弱点が塩である事を知っていた、エースの義弟であるルフィと共にエースを助けに現れた元王下七武海の一人、海峡のジンベエにより、海水を浴びせられたゾンビ兵たちは無力化されてしまっています。

その後、白ひげとエースは戦争の中で命を落とし、頂上戦争は終結。

戦争終結後、世界政府上層部の命令を受けた王下七武海の一人、ドンキホーテ・ドフラミンゴとドフラミンゴが率いて登場した人間兵器パシフィスタの軍団に襲撃をされ瀕死の重傷を負わされていますが、どういった経緯で世界政府がモリアを襲わせたのかは明らかになっていません。

モリアはその時、止めを刺される寸前の所で突如消えてしまった事が分かっており、消息は不明となりました。

 

頂上戦争から2年後、麦わらの一味が新世界へ入った後の事。

小型船となったスリラーバーグが登場しており、新聞記者アブサと名乗るアブサロムが、最悪の世代と呼ばれるルーキー海賊の一人、ユースタス・キッド達の海賊同盟をスクープしています。

 

さらにその後、麦わらの一味がワノ国へ入った頃にモリアが再登場しています。

数日前に黒ひげ海賊団の拠点である海賊島「ハチノス」でアブサロムが消息を絶っており、モリアはアブサロムを心配し探す為にゾンビ軍団を連れてハチノスを襲撃しました。

ハチノスの港を壊滅させたモリアは黒ひげマーシャル・D・ティーチを連れてくるよう暴れていましたが、そこでアブサロムと再会を果たします。

喜んだのも束の間、アブサロムの悪魔の実の能力であったはずのスケスケの実の力を何故か使う黒ひげ海賊団の幹部シリュウにより奇襲攻撃を受け傷を負います。

更にアブサロムだと思っていたのは変身していた黒ひげ海賊団のカタリーナ・デボンであった事が判明しました。

黒ひげにより仲間に誘われたモリアでしたが、アブサロムから能力を奪った事を知った事で怒りその誘いを断っています。

 

ゲッコー・モリアの性格

自ら「他人の力で海賊王になる」と表現している事から、他力本願な性格が伺えます。

極度の面倒くさがりでもあり、何かと人にやらせて自分は何もしません。

仲間を失うという恐怖を味わった事からゾンビを重要視しており、強い肉体を持つ死体と強力な力を持つ人物の影にかなりの執着があります。

昔は野心家であったという事を言っていますが、仲間を全て失った事によりその野心も一時は失ったようです。

しかしゾンビを操り海賊王になるという野心を口にしている事から、根っからの野心家ではあるようです。

部下からの信頼は厚いようで瀕死の重傷であったモリアをアブサロム達は救い出していますし、逆にモリアも消息を絶ったアブサロムを探す為に四皇にまでなった黒ひげの本拠地に乗り込むなど仲間想いの面も見られます。

 

ゲッコー・モリアの戦闘能力

「世界最強の生物」とまでいわれる四皇・カイドウと渡り合ったとされている事から、その実力はかなりのものである事が伺えます。

結果は完敗したようですが、若くしてカイドウに挑む程の戦闘能力を持ち、王下七武海になった人物である事からもその能力の高さが分かります。

ただし仲間を全て失った事からゾンビ兵の軍団を作るようになってからは自分から戦う事をあまりせず命令だけしていた為、カイドウと渡り合った頃よりも力は落ちているようです。

 

ゲッコー・モリアの悪魔の実

超人(パラミシア)系カゲカゲの実の能力者で、人から影を奪い取り死体や物に入れて操る事が出来る他、自らの影も自在に操る事ができます。

影はその人のもう一つの魂であり、その影を切り取る事で自分に服従させる事ができる能力であり「影の支配者」とも呼ばれます。

影は元の持ち主の人格と強さを反映している事から、抜き取られた影を入れられた死体はその影の力と死体が元々持っていたポテンシャルの二つを手に入れる事ができます。

例えば、強い肉体を持った死体に強力な剣士の影を入れたとするならば強い肉体を持った最強の剣士が出来上がるという事です。

また、自分の影を操る事で影と自分の位置を自在に入れ替える事ができたり、影そのものを変化させて槍のようにしたり蝙蝠のように形を変えて攻撃を仕掛ける事も出来ます。

抜き取った影は、影を入れられる側の精神力の強さによって入る影の数が変わり、精神力を越えて影を入れてしまうと気を失ったり狂乱状態に陥る事もあるようですね。

影を抜き取られた側は太陽の光を浴びると消滅してしまいます。

影を入れられた側のゾンビは塩に弱く、塩を飲み込むと取り込んだ影を体に入れておけなくなるという弱点があります。

 

ゲッコー・モリアの必殺技

 

影法師(ドッペルマン)

自らの影を実体化させて操ります。

影事態に痛覚などはなく、影法師が攻撃を受けても本体には何の影響もありません。

また、影と本体は瞬間的に入れ替わる事も可能です。

 

欠片蝙蝠(ブリックバット)

自分の影から小さな蝙蝠を形どった影を無数に作り出す事ができ、相手に向けてその蝙蝠を放ち襲わせる技です。

噛みつく事で攻撃ができます。

 

影革命

影に影法師を忍ばせ、その影そのものを自在に操る技です。

操られると影の動きにあわせて本体を操る事ができます。

 

影の集合知(シャドーズ・アスガルド)

自分の支配下にある影を自分自身に取り込むことで、取り込んだ影の分だけ戦闘能力を上昇させる技です。

取り込む影の量に応じて体も巨大化しますが、精神力を越えて取り込んでしまうと意識が薄れて制御が難しくなるようです。

 

角刀影(つのとかげ)

大量の欠片蝙蝠を一つにまとめることで刃を形作り、相手を貫く技です。

リトルオーズjrの巨体も軽々と貫通していました。

 

ゲッコー・モリアのモデル

スーパーファミコンの人気ゲーム「ロマンシング・サガ2」に登場するボスキャラ「七英雄」が王下七武海のモデルになっていると言われています。

モリアはその中のグジンジーという人物がモデルとなっているそうで、グジンジーはゾンビや霊体を配下に置いていた人物であり、ゾンビを配下に置いているモリアと共通している事が分かります。

 

ゲッコー・モリアとペローナの関係

ペローナとはモリアの部下としてスリラーバーグで活動していた人物です。

ホロホロの実という悪魔の実の能力者であり、幽霊を自在に操る能力を持っていました。

ペローナがモリアを慕っている様子が頻繁に登場しており、モリアが死んだというニュースを聞いた際には号泣していました。

11歳ころにモリアに拾われたペローナは10年以上もモリアの部下として過ごしているため、船長と部下の関係というよりは親子のような関係だったと思われます。

 

今後のゲッコー・モリアについて考察してみた!

現時点で黒ひげとの戦闘後が描かれていないため、安否不明となっています。

黒ひげは能力者狩りと称して悪魔の実の能力者たちを襲い能力を奪い続けていますが、狙われたモリアはどうなったのでしょうか。

カゲカゲの実をモリア以外が使っている場面はまだありませんので、今の所は生存説もあるかと思われます。

モリアの安否を確かめるためにペローナがモリアのもとへ向かっていますから、黒ひげ海賊団の本拠地で何らかの動きがあるかもしれません。

アブサロムから能力を奪われた事でかなりの怒りを露わにしていた様子ですので、黒ひげの仲間に入る事は考えられませんが、自分の命の為に黒ひげと何らかの契約を交わして力を貸すという事も考えられます。

また、カイドウと因縁もあり、カイドウの居るワノ国で英雄と呼ばれる剣豪リューマの死体を盗み出した過去がある事からワノ国との関りも深いところにありそうですし、もしかしたらワノ国編で再登場もあるかもしれません。

 

まとめ

今回は元王下七武海、ゲッコー・モリアについてまとめてみました。

キャラクター的には敵であり性格も敵向きではありますが、部下が命懸けで助けたり慕っていたりと人望のある様子がちょくちょく垣間見れる人物でもあります。

黒ひげとの対峙はどうなったのか、生存してペローナに再会できるのか、今後の再登場が期待される一人であると思われます。