進撃の巨人

【進撃の巨人】カルライーターの本当の正体は!?ダイナ・フルッツだった!?

この記事では、カルライーターの正体について解説しています。

  • カルライーターって何なの??
  • エレンの母を食べたカルライーターの正体について知りたい!
  • そもそも巨人はどこから来たの??

などなど

カルライーターの正体について詳しくまとめましたので最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

カルライーターってどんな巨人??

カルライーターは無垢の巨人の中で、カルラを喰った巨人が、読者からこのように呼ばれています。

カルライーターという正式な名前があるわけではないが、カルラ(エレンの母)を喰う巨人→カルライーターという解釈です。(火)

1巻(第2話「その日」)で、登場。突如現れた超大型巨人により壁が破壊されたときに、壁内に多数の巨人が侵入したが、その中の一匹がこの巨人である。肩までかかった長めの髪(おそらく金髪)に気味の悪い笑みを浮かべているのが特徴で、画の感じから15m級の巨人と推察される。その不気味な瞳は、目があっただけで、ハンネスを震いあがらせて戦意を喪失させた。

 

エレンの母はカルライーターに食われた!

エレンの母は、第2話で無垢の巨人により殺されます。

この余りにも突然で衝撃的なシーンは、コミックスの下の方についているピラピラの紙に「震える手で、それでもあなたはページをめくる。」と書かれているほどでした。

エレンの母(カルラ)は、人類に突如降りかかった危機により、非常に残酷な描写で、そしてあっけなく殺されてしまいます。

壁が破壊された際、壁の破片がエレンの家に直撃したことで、家は倒壊。そして、カルラは瓦礫の下敷きになり、下半身は潰れてしまいました。

エレンがミカサと共に家にかけつけたものの、カルラを瓦礫から引き上げることはできず、エレンの家に向かってきたカルライーターに補食されてしまう。

瓦礫が持ち上げられたのち、右手で握りつぶされ、そのため、口から血を吹き出した挙句、大きな口を開けられて喰われてしまいます。

その際、巨人の口からはみ出した足は「パキパキッ」と音を立てて折られます。

後に物語が進むことで判明するが、カルライーターの正体とカルラの関係性が明らかになることで、このシーンの異様性が改めて感じられることになるだろう。

カルラが喰われる際、駐屯兵団の兵士だったハンネスが助けにきます。

ハンネスは、医者であるグリシャ(エレンの父であり、カルラの夫)に流行り病から家族を救ってもらったことで、恩義を感じていた。

その為、カルラを巨人から救うことで、その恩を返そうとしたが、カルラは「自分はもう助からないからエレンとミカサの二人だけでも連れて逃げるよう」ハンネスに頼む。

ハンネスは葛藤もあったが、結局は巨人に対する恐怖に屈して、エレンとミカサを担いで逃げることにした。

その際の、カルラの心情の描写も非常に残酷なものを感じますよね。

 

カルライーターにハンネス食われる

前述したとおり、カルライーターとハンネス、エレンらには因縁があるが、5年の時を経て再会(再戦)することになります。

しかし、ハンネスはカルライーターと再戦の末、命を落とします。

場面は、エレンが正体を表わしたライナーとベルトルトに連れ去られた際、エレン奪還のために壁内の兵士たちは調査兵団を中心に後を追う。

この時、ハンネスも共にエレン奪還に向かっていました。

調査兵団らは、エレンの奪還に成功したものの、それを取り返そうとするライナーの猛攻(無垢の巨人を投げつけてくる)によって、エレンとミカサは落馬し、そこを巨人に襲われるという窮地に陥ってしまします。

そこを助けに入ったのがハンネス。

カルラを助けられなかった悔しさを晴らすため、カルライーターを倒そうとするが、見るも無残な圧倒的、天文学的、衝撃的な敗北を遂げます。

体の下半分を食いちぎられ、腸が飛び出る形で喰われてしまい、このシーンは、読者に与える衝撃が大きく、ネット上では「ハンネスのソーセージ」と言われています。

こうして、エレン、ミカサ、アルミンを幼いころから知るハンネスは戦死し、物語から退場することになりました。

 

カルライーターの正体は王家の血筋だった。


このことは、エレンが家の地下室にたどり着きグリシャの記録と記憶が判明することで、明らかになったが、カルライーターは、壁外の国・マーレで生き残った王家の血筋を引いた女性であった。

もとは、もちろん人間であり、女性で名はダイナといいます。

巨人大戦末期、島に逃れたフリッツ王家に対して、それを拒み大陸にとどまった王家の一族が存在し、その唯一の末裔でした。

つまり、「始祖の巨人」の力を行使できる人間です。

エルディア復権派に「フクロウ」の使いにより合流したダイナは、グリシャと結ばれ、男児を授かる。しかし、その息子(ジーク)により、密告され、マーレに捕らわれてしまいます。

 

マーレにいるエルディア人は、そういった場合、パラディ島に島流しにされた上、巨人化するせき髄液を注射され、無垢の巨人にされてしまいます。

そして、そのまま島に放たれてしまう。このことを物語では、「楽園行き」や「楽園送り」などと言われています。

ダイナとグリシャも例外なく、その憂き目に合うが、グリシャは拷問の際、ダイナの正体を明かしています。

そうすることで、カルラの楽園送りを阻止しようと考えたためであるが、マーレに潜伏した「フクロウ(エレン・クルーガー)」により、その事実はもみ消されてしまいます。

そのことで、ダイナは巨人にさせられ、パラディ島をさまようことになる。

それが、タイトルで書かれた「カルライーター」。

この事実が明らかになるとともに、エレンの母を喰ったカルライーターの正体は、父・グリシャの前妻であり王家の生き残りであるダイナであることが判明します。

グリシャの後妻を喰ったのは、前妻だったという驚愕の事実が判明します。

 

カルライーターで座標発動

これまでのことから、カルライーターが何者で、エレンとどんな関係があるのかが明らかになったが、エレンが、カルライーターとの接触により「座標」の力を発動したことにも触れておきたい。

場面は、ハンネスがカルライーターに殺され、次にエレンとミカサが「カルライーター」に襲われるシーン。

それはエレンがカルライーターに対して、「グーパンチ」をすることで、状況が一変します。

カルライーターはこの漫画の見せ場であることを理解したのか、エレンのグーパンチを手のひらでパチンと受け止める。

 

すると、突如、ライナー(鎧)、ベルトルト(超大型)、ユミル(顎)に電流が流れたような反応が見られます。

その後、無垢の巨人たちが一斉にカルライーターに襲い掛かかります。

この状況を見たライナーは、エレンに「座標」の力が渡ったことを確信します。

この時の段階では、「座標」の力が何なのかは詳しく描かれていないが、ライナーの反応から読み解くと、ライナーたちが、自分たちの故郷に持って帰ろうと必死になっていたもので、どうやらそれは、他の巨人をコントロールするものだということが分かり、後々の伏線となる。

そして、その力の発動条件が、エレン(始祖の巨人の力を継承するもの)が王家の血筋のものと接触することであると推測ができます。

このことは、王家の血筋でなくても「始祖の巨人(座標)」の力を発揮できる手段があることを意味し、壁内の王家が「不戦の契り」にとらわれていることを出し抜く手段として、重要な意味を持ちます。

 

カルライーターの最後

エレンが「座標」の力を無意識に発動したことで、エレンの意志が明確でないにしろ巨人たちにはたらきます。

そのことで巨人たちはカルライーターを襲い、カルライーターは巨人たちに食いつくされ、死亡ました。

 

まとめ

物語序盤で登場しながら、当初はその他大勢の巨人の一匹と思われたカルライーターでしたが、その正体が驚くべきものであったのと同時に、エレンが座標の力を発動させる条件のヒントになるなど、伏線も残している。

今後は、そのエレンが、座標の力を発動させるのか、どのようにその力を用いるのかが注目される点だが、その起点となったシーンがカルライーターであることがわかりました。