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【ワンピース】人造悪魔の実「スマイル」の副作用についてまとめてみた!

この記事ではについて詳しくまとめています。

特に以下の3つに焦点をあてて解説していきます。

  • スマイルについて
  • スマイルの副作用とは
  • スマイルが作られた目的は!?

などについて詳しくまとめていますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

スマイルについて

スマイル(「SMILE」と表記される事もあります)とは、動物(ゾオン)系「人造」悪魔の実の事を指します。

偉大なる航路(グランドライン)後半の海「新世界」にあるドレスローザ王国の地下にて、王下七武海の一角を担っていたドンキホーテ・ドフラミンゴが率いるドンキホーテファミリーが所有する工場にて製造されていました。

動物系の能力を得られる悪魔の実であり、自然に発生した動物系悪魔の実を食べた能力者は自分の意志で数段階の形態に変身出来るのに対し、人造悪魔の実「スマイル」を食べて能力を手にした者は体の一部分を動物の部位に変えたり、常時でも体の一部が動物のものに変化するという特徴があるようです。

その作り方は、ドレスローザ王国にある工場内の川に元世界政府の科学者シーザー・クラウンが製造した薬品「SAD」を流す事でそれを工場内に植えられた果樹に吸わせる事でその樹に「スマイル」を栽培するというやり方になります。

ドレスローザ王国に古くから住む小人族「トンタッタ族」はあらゆる植物を育てる事ができると言われており、その為にドンキホーテファミリーはトンタッタ族の姫であるマンシェリーを人質にしてトンタッタ族に「スマイル」の栽培をさせていました。

しかしトンタッタ族といえども「スマイル」はとても不自然な果実であり、「スマイル」として使える実は全体の生産量の10分の1以下という事で栽培がとても難しい果実であったようです。

「スマイル」の原料である「SAD」とは、偉大なる航路後半の海「新世界」にあるパンクハザードという島に隠れ住みながら研究を続けていたシーザーしか作れない物でありましたが、海賊「麦わら」モンキー・D・ルフィと彼が率いる「麦わらの一味」やルフィと同盟を組んだトラファルガー・ロー、そしてルフィを追ってたまたまパンクハザードに上陸した海軍「G-5支部」を指揮する「白猟のスモーカー」達によって工場は破壊されシーザーも連れ去られた結果、「SAD」の製造が実質不可能となりました。

そしてシーザーに「SAD」の製造を依頼していたドフラミンゴ(闇のブローカーとしての別名「ジョーカー」と呼ばれる事もあります)は、「SAD」が作れない為に「スマイル」の製造が出来なくなるという窮地に立たされます。

そもそも「スマイル」の製造は四皇百獣のカイドウの依頼を受けてドフラミンゴが製造に携わっており、「スマイル」の納品が出来ないという事はドフラミンゴがカイドウに命を狙われるという事に繋がります。

その為ドフラミンゴはあらゆる手を使いシーザーを奪還し、パンクハザードの研究所を破壊したルフィ達を殺そうとしますが、結果は失敗に終わり逆にドフラミンゴはルフィ達によって倒されてしまいました。

ドフラミンゴの悪行も世界に知られる事となり、王下七武海の称号を剥奪され、捕縛されて「海底監獄インペルダウン」へと護送される事となってしまいます。

パンクハザードの研究所、ドレスローザの製造工場がそれぞれ破壊され、製造を指揮していたドフラミンゴが捕えられドンキホーテファミリーが壊滅した事により「スマイル」の製造や取引は完全に停止する事となりました。

 

スマイルの副作用

不完全な「スマイル」を口にすると、能力を手に入れる事は出来ず、更には「笑う」以外の感情を持つ事が出来なくなってしまいます。

人々が「笑い続ける」、そこから「スマイル」の名前が付けられたようです。

 

スマイルを作った目的

四皇百獣のカイドウが自分の部下に「スマイル」を食べさせる事で何百人もの能力者軍団「ギフターズ」を組織しています。

カイドウはその強靭な肉体と生命力から死ぬ事が出来ず、拷問を受け処刑を受けても死にきれなかった事から自殺が趣味となってしまっているような人物です。

その為に「死ぬ事」を目的として生きている節があり、「自分が死ぬ為の戦争」を起こす為の戦力として「スマイル」を作り大勢の能力者軍団を作り出したようです。

 

スマイルを作った人物とは!?

上記にもあるように、「スマイル」と「スマイル」の原料となる「SAD」を作った人物は元世界政府の科学者であるシーザー・クラウンという事になります。

シーザーは自分の研究成果を「人をどれだけ殺せるか」で良し悪しの判断をするような危険人物であり「殺戮兵器」の開発に心血を注ぐマッドサイエンティストでもあります。

作り出した「スマイル」の試作品をカイドウに見せ、それに興味を抱いたカイドウへドフラミンゴを通して取引していたとされています。

試作品では能力が発動せず逆に副作用のみが発現した為、シーザーは改良を重ねて動物系の能力を有する人造悪魔の実「スマイル」を完成させました。

 

今後えびす町の町民はどうなるのか考察してみた!

えびす町とは、鎖国国家であり世界政府非加盟国でもある「ワノ国」にある町の名前です。

えびす町の住民は身分が低く人間扱いをされておらず、日々の食べる物さえないという貧しい生活を強いられていました。

カイドウと、カイドウと手を組みワノ国を支配するワノ国の「将軍」(王と同位と思われる地位の事をいいます)黒炭オロチはえびす町のその現状に目を付け、廃棄物の中に「スマイル」の試作品を混ぜました。

何も知らない住人達は空腹に苦しむ中で見つけた「スマイル」という果実を喜んで口に運んだ事で、「スマイル」の副作用によって笑う以外の感情が出せなくなってしまいました。

そんな症状が何人にも出ればその果実(スマイル)が原因である事は分かるでしょうが、食べる物がないという現状から人々は「スマイル」の出来損ないを食べ続けてしまいます。

そして町民全員が「笑い続ける」事になってしまいました。

親が殺されても泣く事さえできず笑ってしまうというその現状を目の当たりにした麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロとコックのヴィンスモーク・サンジは怒りを露わにしています。

今後、えびす町の町民はどうなってしまうのでしょうか。

考察としては、ルフィ達と同盟を結んでいるローの「オペオペの実」の能力によって「スマイル」の成分を体から抜き取る事で感情を取り戻す事が出来るのではないかと考えられます。

もしくは、ローと麦わらの一味の船医トニートニー・チョッパーが協力して治療をする事もあると思われます。

笑顔以外の表情を取り戻したえびす町の町民たちですが、どんな苦しい状態でも「笑う門には福来る」の精神が染みついているえびす町の町民たちにとっては「笑顔」が何より大切なものになっていると考えられ、例え「スマイル」の副作用が取り除かれたとしても笑顔で生活し続けるのではないでしょうか。

 

まとめ

ワノ国編の核となっている人造悪魔の実「スマイル」とその副作用についてまとめてみました。

食べたい物を腹一杯に食べる事が出来ない、人の感情を奪い泣きたくても泣く事さえできない、そんなえびす町の町人たちの現状は、ルフィ達を激怒させる理由には事欠かないと思われます。

また、最近ではルフィ達と同じく「最悪の世代」(ルフィ達と同時期に台頭した11人の億越え賞金首のルーキー海賊達の総称)ユースタス・キッドの相棒であるキラーも「スマイル」の副作用によって笑う事しかできなくなってしまった事が判明しています。

それにキッドも相当怒っており、今後はルフィ、ロー、キッドが共闘する事も十分考えられると思います。

今後、どのような展開が待っているのか楽しみで仕方ありません。