進撃の巨人

【進撃の巨人】グリシャの正体とは!?地下室の謎について徹底解説!

この記事ではグリシャについてまとめています。

グリシャは主人公エレンの父親ですが、いろんな謎に包まれています。

例えば

  • どこで生まれたのか??
  • 地下室の謎とはなんなのか??

など

そこで、今回グリシャについて詳しく知りたい方のために、まとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

 

グリシャ・イェーガーとは!?

  • 身長:182㎝
  • 体重:78㎏
  • 声優:土田大

 

グリシャ・イェーガーは、主人公であるエレンの父親です。

シガンシナ区では医者をしており、周りから頼りにされています。

グリシャの正体については後述しますが、物語の最初にエレンに地下室の謎を教えると言い残して出かけた直後から消息を絶っています。

グリシャは多くの謎を残してエレンの前から消えています。

エレンは地下室の鍵を渡されたことと、グリシャに注射をされたことだけを覚えています。

エレンは、調査兵団に入団し、ウォール・マリアの奪還と共に自宅の地下室にたどり着くことを目的に兵士として戦っていきます。

 

グリシャの生まれ育った地域

エレンらは巨人との戦闘の末、ついに自宅の地下室にたどり着きます。

そこには、グリシャの書いた手記が残されており、それを読むことでグリシャの正体が明らかになります。

グリシャは、マーレという国のレベリオ収容区で生まれ育ちました。

なぜ、収容区にいるかというと、エルディア帝国はかつてマーレを支配していましたが、巨人大戦に敗れたこととフリッツ王がパラディ島に逃れた為、大陸に残されたエルディア人は、逆にマーレによって支配されることになったからです。

このことからグリシャの正体は、壁外の、パラディ島の外の大陸のマーレという国に生まれたエルディア人であったことが分かります。

エルディア人は、先に述べた通り、マーレによって管理されており、収容区に閉じ込められ暮らしていました。

過去に他民族を巨人の力により支配していたことと、現在は、マーレにより巨人兵器として利用されているため一か所に集められていたということになります。

グリシャは、そこで、両親と妹と共に暮らしていました。

 

グリシャの壮絶な過去

幼少期にマーレによって妹を殺される

レベリオ収容区に暮らしていたグリシャは、ある日、飛行機を見るために、妹を連れて収容区の外に無許可で出ます。

このことが、グリシャの運命を変えることになりました。

収容区の外に出たグリシャは、そこでマーレ治安当局の男二人に見つかってしまいます。

グリシャは、体罰を受けたのち家に戻りますが、妹は治安当局の男のうちの一人に連れていかれ、そのまま帰ってくることはありませんでした。

後に、治安当局の男の異常な趣味により、妹は生きたまま犬に食い殺されたことが判明しますが、グリシャは妹を殺されたことで、マーレに強い憎しみを抱くようになります。

 

グリシャはマーレに復讐するため復権派になる

その後、グリシャは反マーレのエルディア復権派により、妹の死の真相を告げられ、エルディア復権派に勧誘されることで、この組織に加わります。

エルディア復権派の謎のリーダー「フクロウ」の手引きによりフリッツ王家の末裔であるダイナが加わり、グリシャはダイナとの出会いにより、結ばれ、息子を授かります。

 

子供ジークに密告される

その後、エルディア復権派は、パラディ島に潜むフリッツ王家より「始祖の巨人」を自分たちの手に取り戻そうと画策しますが、時を同じくして、マーレ政府も「始祖」奪還のためパラディ島に攻める計画を発表します。

この時、マーレが管理する7つの巨人を継承する「マーレの戦士」をエルディア人より募ることがエルディア人に伝えられます。

エルディア復権派は、ジークを「マーレの戦士」とすることで、マーレに対して、先を取ろうと試みます。

グリシャとダイナは、ジークに対して、自分たちの思想を押し付ける形で「マーレの戦士」になるようジークを育てますが、息子であるジークは両親を裏切り、その計画をマーレに密告します。

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ジークの本意は、未だ明らかになっていませんが、グリシャは、ジークと家族を危険に晒す両親の思想に反発したと考え、ジークはエルディア復権を志してはいるものの両親たちではそれはなしえないと判断し、敢えてマーレに取り入るため、両親を密告したと語っています。

 

妻ダイナが巨人になる

グリシャの正体と、グリシャがなぜパラディ島にいるのかが、だんだんと明らかになってきましたが、ともかく、エルディア復権派はジークの密告により、マーレに拘束され、拷問を受けたのち、パラディ島に「島流し」という形で連行され、エルディア復権派の試みは失敗に終わります。

マーレでは、謀反を企てるなどの罪を犯したエルディア人を、パラディ島に島流しにして、その際、彼らに巨人化する注射を打ち、巨人化させ島に放つということをしています。

これを「楽園送り」と呼んでいますが、グリシャら、エルディア復権派もこの憂き目にあうことになりました。

拷問の際、グリシャはダイナの身を案じ、ダイナが王家の血をひくものであることを白状していますが、なぜかマーレ当局にそのことが伝わっておらず、ダイナは巨人にされてしまいます。

この巨人が、1巻で登場し、エレンの母親を喰った巨人であることが、ここでようやく明らかになります。

なぜ、グリシャの自白が、マーレ当局に伝わっていなかったかというと、マーレ当局に潜伏していたのが他ならぬ「フクロウ」であり、マーレに王家の血をひくものがわたることを嫌い、グリシャの自白をもみ消したのです。

その後、正体を明かしたフクロウは、グリシャに「進撃」の巨人を継承させ、壁内に潜入することを指示します。

こうして、グリシャは巨人の力を継承してパラディ島の壁内で暮らすこととなったのです。

 

グリシャがフリーダから始祖の巨人を奪った理由

壁内の人類(家族)を巨人から守るためであったと考えられます。

22巻90話の「壁の向こう側へ」でグリシャの記憶がエレンに浮かびます。

その時の様子を見ると、グリシャは「始祖」の力を奪おうとするのではなく、フリーダに対して、巨人と戦うよう懇願していることが分かります。

そのことから、グリシャは、フリーダを殺さずに、人類の為に戦ってもらうことを願っていましたが、それはやはり「不戦の契り」により叶いませんでした。

その為、グリシャは仕方なく、フリーダから「始祖」の力を奪い、エレンにそれを継承したのだと考えられます。

 

グリシャの本当の目的

レン・クルーガーの意志を継ぎ、エルディア人の自由と尊厳を取り戻すために戦うことが目的であったと考えられます。

実際のところは、グリシャが本当にそれを望んでいたのかは分かりませんが、その目的に沿い、グリシャは正体を隠して、パラディ島壁内に潜入し、エレン・クルーガーの言う通り、壁の中の人類を愛して暮らしていました。

そして、ウォール・マリア陥落時には、「臆した王から始祖の力を取り上げ」エレンに継承させ、使命を全うします。

 

グリシャはエレンに捕食される

グリシャは、ウォール・マリア陥落時に、レイス家を襲い、始祖の巨人の力を奪います。

その後、エレンに巨人化するための注射を打ち、巨人化させたのち、自分を喰わせて死亡していたことが明らかになります。

このことは、エレンがロッド・レイスに捕らえられた際、記憶を呼び覚まされたことで明らかになりますが、この時ようやくエレンがなぜグリシャによって注射をされ、その後、グリシャが消息を絶っていたのかが明らかになります。

そして、なぜ、グリシャはそんなことをしたのかが、自宅の地下室にたどり着くことでようやく明らかになったのです。

 

まとめ

グリシャの正体は、物語の最初から大きな謎の一つであり、それと同時に、世界の真相を知る鍵となっていました。

また、物語も、人類の巨人との戦いと同時に、この謎を解明すべく進められてきました。

現在の状況のきっかけを作ったのがグリシャであり、エレンに巨人の力を与えた人物であるというキーパーソンです。

今後は、巨人の力を持ったエレンが、世界とどのように戦っていくのかが見どころとなりますが、エレンはグリシャを喰った段階から「始祖」と「進撃」の二つの巨人の力を継承していたことを押さえておくと良いでしょう。

また、マーレ襲撃の際、「戦槌」も喰ったことで、現在9つの巨人のうち3つを持っていることを合わせて知っておくと、今後の話が分かりやすくなります。