キングダム

【キングダム】昌文君の戦闘能力&弱点を詳しくまとめてみた!

この記事では昌文君について詳しくまとめています。

特に以下の3つに焦点をあてて解説していきます。

  • 昌文君について
  • 昌文君の過去
  • 今後の昌文君について考察!

など昌文君について詳しくまとめましたので最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

昌文君について

信と漂が剣の稽古をしている姿を遠目に眺める偉そうなおじさまとして第一巻より登場している昌文君。

漂を王宮へ連れて帰り政の影武者としての任務を与えます。

万が一に備えてと考えて用意した影武者でしたが、その万が一が現実となってしまい漂は命を落とします。

そのことで最初は信にとても恨まれますが、政をひたすらに守り、唯一の味方として政を支える姿に信も昌文君を認めるようになります。

このように、最初は王弟の反乱により王でありながら見方がほんの一握りしかいない政を支える文官として登場しました。

無事王都奪還を成し遂げ安心したのも束の間。

黒幕である呂不韋の勢力に牛耳られてしまっており、それに刃向うこともできない状況でした。

それでも、呂不韋が相国に昇進し空位になった左丞相の地位に秦王政の陣営が昌文君をねじ込み、昌平君と共に左右丞相となりました。

丞相です。

めちゃくちゃに偉い文官です。

信のような下僕ではおそらく話すことすらできないレベルで偉かったのに、昌文君は信や河了貂をとても信頼しあう絆がありますね。

王都奪還の際に政を守ることで生まれた絆ですが、他の文官ではありえないようなできた人物であると言えるのではないでしょうか。

また、現在は文官としてめちゃめちゃに偉い方なのですがかつては王騎将軍らとともに戦場に出ていた武人としての側面ももっています。

では昌文君は実在した人物かというと、しっかりと実在しておりました。

昌文君は秦国の相国を務めていました。

相国とは大臣の最高位です。

やはりすごく偉い方です。

そして、史実に「ろうあいの乱」を昌平君と共に鎮圧したとあります。

昌文君と昌平君。

めちゃめちゃ間違えやすいしややこしいですよね。名前似すぎです。

これは実は理由があり、昌文君と昌平君は叔父甥の間柄なのです。

昌文君は楚の考烈王の弟で、昌平君は考烈王と、秦の照王の娘の間に生まれた子供だったのです。

そして、考烈王が秦の人質となった際にそばに付き添ってきていました。

考烈王は後に、春申君によって秦を脱出し楚王となったのですが、昌文君と昌平君は秦に残り、ともに出世を果たし相国という大臣の最高位へ登り詰めました。

もちろんそれだけの才能と実力があったからなのでしょうが、秦国の強さの背景にはこのような他国の人でも実力さえあればどこまででも昇進できる徹底した実力主義があるのでしょうね。

 

昌文君の性格

昌文君は政の味方が誰もいない中でも、政を支え守り通しました。

また、信や河了貂にも身分を超えて信頼を寄せています。

これは、自分の信念に真っ直ぐでとても熱い気持ちを持っているからこその行動であると思います。

 

昌文君の過去

史実では前述したように昌文君は考烈王に付き従って秦へやってきて、考烈王が楚に戻った後も秦に残り続けました。

そして、相国まで登り詰めるのですが、キングダムでは現段階で昌文君が楚の出身であることには触れられていません。

なので、この設定をどこまで持たせているのかは原先生の頭の中だけであるのです。

キングダムの中では、かつて王騎将軍や摎将軍と共に数多の戦場を渡り歩いた武人でした。

出世では王騎将軍らに後れを取りますが、独自の判断で動く特殊別働隊を率いて渋い役割を常にはたすいぶし銀として二人から信頼を得ていました。

政が趙から脱出する際には、国境の近くまで出迎えに来た部隊を指揮し、趙の騎馬隊が政たちに迫る中、異変を感じ国境を超える判断をしたことで政は秦国へ戻ることができました。

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そして、政より直々に教育係を頼まれたことにより、文官へ転身したのでした。

 

昌文君の戦闘能力

昌文君の戦闘能力は低くはないですが、登場する将軍たちに勝てるほどの実力があるとは言えません。

どちらかというと、個人での戦闘能力より隊長として隊を指揮することが昌文君の強みであったと言えます。

ただし、個人として決して弱いと言っているわけではなく、政を狙う魏興の剣を弾き飛ばして「馬上にふんぞり返っておる割には…ずいぶんと軽い剣だな」との名言も飛び出したことがあります。

この時にこれを眺めていた王騎将軍から「相変わらず渋いですねぇ」と言われています。

他にも、王騎将軍と王宮脱出時に戦いながら「かつて共に戦場を駆け巡っていた時、気骨のある武人として一目置いていたのよ」と言わしめるほどの実力はあるのです。

 

昌文君の魅力とは!?

昌文君の魅力はその実直さと、熱さ、渋さにあると私は思っています。

とにかくいつも何か苦労を抱えている印象のある昌文君ですがその一生懸命な姿と熱さは見ていてとても応援したくなります。

政に対しての強い忠誠心は見ていて清々しくなるほどでした。

また、政の理想のために必要ならばと、呂不韋四柱の一人として幽閉されていた法の番人の李斯に頭をさげてまで陣営に加わらせることに成功しています。

このように必要なことだと判断すれば自分が頭を下げることなど問題としない器を持っているのです。

また、信たちと接している時の昌文君はとても親しみやすいおじいちゃんといった扱いで、ほのぼのした雰囲気も出ておりそこも魅力と言えます。

 

昌文君に弱点はあるのか!?

昌文君の弱点は優しさでしょうか。昌文君はその優しさから非情になれない部分があります。

下僕の漂を影武者として王宮へ連れてきた時も、その仕事内容を伝えるのに漂への気遣いから言葉を選んでの説明でした。

そこを政から包み隠さずに話すようにと叱責されます。

また、漂を連れていく際も一日時間をくれと言われて下僕一人のために時間をあげるのです。

王宮で不穏な空気があり少しでも早く王宮に戻りたかったはずなのにその言葉を聞いてしまう昌文君の優しさこそが弱点と言えます。

 

今後の昌文君について考察してみた!

今後の昌文君ですが、史実からも相国となっていくことは間違いがないのではないでしょうか。

また、これも史実から甥の昌平君は楚へ戻りおそらく秦の中華統一の最期の強敵として立ちはだかると考えられています。

昌文君も一緒に来たのですから楚へ行ってもおかしくないでしょうが…この昌文君のキャラクターからそれはまずないでしょう。

このまま政を相国として支え共に中華統一を果たすものと信じています。

 

まとめ

これまで昌文君について書いてきましたが、本当に苦労人という言葉がぴったりなキャラクターとなっています。

いつも苦労しているのですが、一生懸命に一つひとつにむきあってこなしていくその姿は渋いなーと感心します。

また、文官としての顔、武人としての顔はもちろん信たちといるときの孫と過ごすような表情など様々な側面がありなくてはならない縁の下の力持ちだと思います。

これからも昌文君の活躍に期待したいと思います。